藤崎台町会【シネマクラブ】Since2016/1/4
更新日
2024/4/16
項番
項目
コメント
1.0
開催記録
2.0
活動報告&作品コメント
3.0
上映予定作品紹介
4.0
クラブ運営概要
5.0
ギャラリー(開催案内ポスター)
6.1
 保有DVD一覧(pdf)洋画・邦画
6.2
 保有DVD一覧(pdf)子供向け邦画
6.3
 保有DVD一覧(pdf)子供向け洋画
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開催記録

日時

上 映 記 録 他
参加者数




予定24.06.29 13:30  第103回 「天使にラブ・ソングを…」(1:40) ’92 アメリカ 上映予定
予定24.05.25 13:30  第102回 「テルマエ・ロマエ」(1:43) ’12 日本 上映予定
予定24.04.27
13:30  第101回 「フレンチ・コネクション」(1:44) ’71 アメリカ 上映予定
24.03.30
13:30  第100回 「大統領の陰謀」(2:18) ’76 アメリカ 7
24.02.24 13:30  第99回 「最強のふたり」(1:52) ’11 フランス 11
24.01.27
13:30   第98回 「菊次郎の夏」(2:02) ’99 日本 8
23.12.23 13:30   第97回 「ベスト・キッド」(2:07) ’84 アメリカ 11
23.11.25 13:30   第96回 「俺たちに明日はない」(2:00) ’67 アメリカ 7
23.11.01
「シネマクラブ」「よろずや前原」、「ウォーキング倶楽部」合同回覧。
23.10.28
13:30   第95回 「タクシードライバー」(1:54) ’76 アメリカ 9
23.09.23
13:30   第94回 「おくりびと」(2:11) ’08 日本 6
23.08.26
13:30   第93回 「私の頭の中の消しゴム」(1:58) ’04 韓国 9
23.07.29
13:30   第92回 「ライフ・イズ・ビューティフル」(1:56) ’98 イタリア 7
23.06.24
13:30   第91回 「雨に唄えば」(1:43) ’52 アメリカ 8
23.05.27 13:30   第90回 「許されざる者」(2:11) ’92 アメリカ 6
23.04.29 13:30  第89回 「博士の愛した数式」(1:59) ’05 日本
11
23.03.25 13:30  第88回 「友だちのうちはどこ?」(1:24) ’87 イラン  7
23.02.25
13:30  第87回 「牛泥棒」(1:16) ’42 アメリカ 7
23.01.28 13:30  第86回 「市民ケーン」(2:00) ’41 アメリカ 9
22.12.24 13:30  第85回 「居酒屋兆治」(2:07) ’83 日本 10
22.11.26 13:30  第84回 「地球の静止する日」(1:32) ’51 アメリカ 7
22.11.06
 「シネマクラブ」「よろずや前原」、「ウォーキング倶楽部」合同回覧。
22.10.29 13:30  第83回 「ショーシャンクの空に」(2:23) ’94 アメリカ 6
22.09.24 13:30  第82回 「オリエント急行殺人事件」(2:08) ’74 イギリス 8
22.08.27 13:30  第81回 「ALWAYS 三丁目の夕日’64」(2:16) ’ 日本 10
22.07.30 13:30  第80回 「オリエント急行殺人事件」会館TV故障により中止
22.06.25 13:30  第79回 「夕陽のガンマン」会館TV故障により中止 
22.05.28 13:30
 第78回 「めまい」(2:09) ’58 アメリカ 8
22.04.30 13:30  第77回 「ALWAYS 三丁目の夕日」(2:13) ’05 日本 9
22.03.26 13:30  「町会会館休館(コロナ感染拡大防止の為)第76回中止
22.02.26 13:30  「町会会館休館(コロナ感染拡大防止の為)第75回中止
22.01.21 13:30  「町会会館休館(コロナ感染拡大防止の為)
 22/01/29に予定していた第74回 「ALWAYS 三丁目の夕日」中止

21.12.25
13:30  第73回 「ウエスト・サイド物語」(2:34) ’61 アメリカ 4
21.11.27 13:30  第72回 「モダン・タイムス」(1:27) ’36 アメリカ 7
21.11.02
 「シネマクラブ活動報告」全世帯配布回覧
21.10.30
13:30
 第71回 「グラン・トリノ」(1:57) ’08 アメリカ 10
21.09.25 13:30  町会会館休館(コロナ感染拡大防止の為)第70回 「モダン・タイムス中止
21.08.28 13:30  町会会館休館(コロナ感染拡大防止の為)第69回 「グラン・トリノ中止
21.07.31
13:30  第68回 「パラサイト半地下の家族」(2:07) 2019 韓国 8
21.06.26 13:30  第67回 「用心棒」(1:52) ’61 日本 9
21.05.29 13:30  第66回 「ロッキー」(2:00) ’76 アメリカ 8
21.04.24 13:30  第65回 「道」(1:49) ’54 イタリア 9
21.04.01
 「町会会館の利用再開
21.03.27
 第64回中止【コロナウィルス感染拡大防止の為】
21.02.27
 町会会館休館(コロナ感染拡大防止の為)第63回 「ロッキー」中止
21.01.30
 町会会館休館(コロナ感染拡大防止の為)第62回 「道」中止 
20.12.24

 「町会会館休館(コロナ感染拡大防止の為)第61回 「楢山節考」中止
20.12.20

 「シネマクラブ活動報告」全世帯配布回覧

20.11.28 13:30  第60回 「男と女」(1:43) ’66 フランス 9
20.11.09
 シネマクラブ」のQRコードを作成しました。
20.10.31 13:30  第59回 「理由なき反抗」(1:51) ’55 アメリカ 7
20.09.26 13:30  第58回 「明日に向かって撃て」(1:51) ’69 アメリカ 11
20.08.29 13:30  第57回 「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」(1:44) ’81 日本 7
20.07.25 13:30  第56回 「街の灯」(1:26) ’31 アメリカ 5
20.06.27
 第55回中止【コロナウィルス感染拡大防止の為】
20.06.22
 「シネマクラブの活動再開」全世帯配布回覧
20.05.30
 第54回中止【コロナウィルス感染拡大防止の為】
20.04.25
 第53回中止【コロナウィルス感染拡大防止の為】
20.03.28
 第52回 「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」
       【コロナウィルス感染拡大防止の為
中止

20.02.29 13:30  第51回 「街の灯」【コロナウィルス感染拡大防止の為中止
20.01.25 13:30  第50回 「北北西に進路を取れ」(2:17) ’59 アメリカ 12
19.12.29
 「シネマクラブ活動報告」全世帯配布回覧
19.12.28 13:30  第49回 「卒業」(1:46) ’67 アメリカ 7
19.11.30 13:30  第48回 「幸せの黄色いハンカチ」(1:49) ’77 日本 7
19.10.26 13:30  第47回 「荒野の用心棒」(1:40) ’64 イタリア 7
19.09.28 13:30  第46回 「激突!」(1:30) ’71 アメリカ 8
19.08.25
13:30  第45回 「十二人の怒れる男」(1:39) ’57 アメリカ 10
19.07.27 13:30  第44回 「麗しのサブリナ」(1:55) ’54 アメリカ 10
19.06.29 13:30  第43回 「蒲田行進曲」(1:48) ’82 日本 9
19.05.25 13:30  第42回 「荒野の決闘」(1:37) ’46 アメリカ 9
19.04.27
13:30
 第41回 「地下室のメロディー」(2:01) ’63 フランス 13
19.03.23 13:30  第40回 「アメリカン・グラフィティ」(1:53) ’73 アメリカ
6
19.02.23 13:30  第39回 「男はつらいよ 柴又慕情」(1:48) ’72 日本 
7
19.01.26 13:30  第37回 「ダイヤルMを廻せ」(1:45) ’54 アメリカ 12
19.01.17 13:30   第38回臨時開催 「続・青い山脈」(1:31) ’49 日本 5
18.12.30
 「シネマクラブ活動報告」全世帯配布回覧
18.12.29 13:30  第36回 「青い山脈」(1:31) ’49 日本 12
18.11.24 13:30  第35回 「七年目の浮気」(1:44) ’55 アメリカ 8
18.10.27 13:30  第34回 「波止場」(1:48) ’54 アメリカ 9
18.09.29
13:30  第33回 「真昼の決闘(ハイヌーン)」(1:25) ’52 アメリカ 11
18.08.26
13:30  第32回 「第三の男」(1:45) ’49 イギリス 16
18.07.28 13:30  第31回  「雨月物語」(1:37) ’53 日本 8
18.06.30 13:30  第30回 「禁じられた遊び」(1:22) ’52 フランス 14
18.05.26
13:30
  第29回 「フィールド・オブ・ドリームス」(1:46) ’89 アメリカ 10
18.04.28 130:3  第28回 「知りすぎていた男」(2:00) ’56 アメリカ 13
18.03.31 13:30  第27回 「死刑台のエレベーター」(1:28) ’57 フランス 12
18.02.24 13:30  第26回 「お熱いのがお好き」(2:01) ’59 アメリカ 15
18.01.27 13:30  第25回 「羅生門」(1:32) ’50 日本  12
17.12.26
 「シネマクラブ活動報告」全世帯配布回覧
17.12.23
13:30  第24回 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1:56) ’85 アメリカ 6
17.11.25 13:30  第23回 「カサブランカ」(1:44) ’42 アメリカ 15
17.10.28
13:30  第22回 「荒野の七人」(2:09) ’60 アメリカ 12
17.09.23 13:30  第21回 「ひまわり」(1:48) ’70 イタリア 11
17.08.27
13:30  第20回 「陽のあたる場所」(2:02) ’51 アメリカ 15
17.07.29 13:30  第19回 「鉄道員」(1:55) ’56 イタリア 9
17.06.24 13:30  第18回 「天国と地獄」(2:24) ’63 日本 13
17.05.27
13:30
 第17回 「裏窓」(1:54) ’54 アメリカ 9
17.04.29
13:30
 第16回 「狼の挽歌」(1:49) ’70 イタリア 11
17.03.25
13:30
 第15回 「リオ・ブラボー」(2:21) ’59 アメリカ 10
17.02.25 13:30  第14回 「ニュー・シネマ・パラダイス」(2:04) ’89 イタリア 13
17.01.28 13:30  第13回 「もののけ姫」(2:13) ’97 日本 7
16.12.27
13:30
 ’16「冬休み子供シネマ」 子供会との共催  ティンカーベルとネバーランドの海賊船 0
16.12.24
13:30
 第12回 「駅馬車」(1:36) ’39 アメリカ 10
16.12.04
 「シネマクラブ活動報告」全世帯配布回覧
16.11.26 13::30  第11回 「生きる」(2:27) ’52 日本 7
16.10.29
13::30
 第10回 「エデンの東」(1:58) ’54 アメリカ 10
16.09.24 13:30  第9回 「ティファニーで朝食を」(1:55) ’61 アメリカ 11
16.08.27
13:30
 第8回 「老人と海」(1:27) ’58 アメリカ 11
16.08.21
10:00
 ’16「夏休み子供シネマ」 子供会との共催  しまじろう みんなでたんけん みなみのしま
25
16.07.30 13:30  第7回 「ゴッドファーザー」(2:56) ’72 アメリカ 12
16.06.25
09:30
 第6回 「グレン・ミラー物語」(1:58) ’54 アメリカ 9
16.05.28 13:30  第5回 「無法松の一生」(1:44) ’58 日本 13
16.04.30 09:30  第4回 「太陽がいっぱい」(1:58) ’60 フランス、イタリア 7
16.03.26 09:30  第3回 「スタンド・バイ・ミー」(1:29) ’86 アメリカ
9
16.02.27
09:30
 第2回 「シェーン」(2:00) ’53 アメリカ 11
16.01.31
09:30
 第1回 「ローマの休日」(2:00) ’53 アメリカ 20
16.01.09
14:00
 シネマクラブ運営打合 3
16.01.04
14:00
 シネマクラブの立上承認


活動報告・作品コメント

240330第100回「大統領の陰謀 (2:18) 1976年 アメリカ
ォー ターゲート事件の知られざる真相を暴き、ニクソン大統領を失脚に導いたワシントン・ポスト紙の記者ボブ・ウッドワード(ロバート・レッド フォード)とカール・バーンスタイン(ダスティンン・ホフマン)の回顧録を映画化した社会派サスペンスドラマ。1972年6月、ワシントンD.C. のウォーターゲートビルにある民主党本部に不審な5人組が侵入し、逮捕される。ワシントン・ポスト紙の新米記者ウッドワードは裁判を取材し、当初は単なる 窃盗目的と思われた犯人たちの裏に何か大きな存在をかぎとる。先輩記者のバーンスタインと組んで事件の調査にあたることになったウッドワードは、情報提供 者ディープ・スロートの助言や編集主幹ブラッドリーの後ろ盾を得て徐々に真相に迫るが……。汚職問題とか献金問題とか、金と権力を傘に着て、マスコミや警 察などの機関さへも押さえ込んでいるんじゃないかと思われる多くの国々の政治家の本性を大々的に炙り出して、法の下で裁いてもらいたい。そんなことを思わ せる、シリアスなハードボイルドな映画です。事実に基づいた作品ということもあって、結果がわかっていながらも、非常に興味深く観ることができました。不 信な5人組の逮捕後の調査段階の同じ展開が繰り返されるモタモタ感で、実際の上映時間より長く感じられました。又、決着に向かうタイピング画像と音声の畳 みかけで迫力はあるのですが、無理やりのエンディングとも感じられました。

240224第99回「最強のふたり (1:52) 2011年 フランス
偽善の匂いも居心地の悪さもない、笑って泣ける 痛快コメディ。実話をベースとする障害者と介護人の話なのに「お涙頂戴」的なアプローチをしないのに心を熱い感動で揺さぶる映画です。大富豪の紳士フィ リップは、事故で首から下が麻痺してまったく自由が利かない状態。そんな彼が自分の介護役に選んだのが、スラム育ちのアフリカ系兄ちゃんドリス。子供がそ のままデカくなったようなこのオトコは常識や偏見に縛られず、「障害者を障害者とも思わぬ」言動でフィリップを容赦なくおちょくる。だが、腫れ物に触れる ような接し方をされる屈辱より、同情のかけらも見せないドリスの言動がフィリップにはどれほどありがたかったか。社会的立場も音楽の趣味も正反対なふたり が、互いを面白がる掛け合いはひたすら面白く、痛快だ。ただふたりが世界を広げ、共鳴を深めていく過程がうれしくて、笑顔のまま涙がぽろぽろ。実在の介護 士はアルジェリア移民だそうだが、彼のまっすぐな瞳と天真爛漫な笑顔を、きっと愛さずにはいられない。
テンポのよいカーチェイスから始まり最後に同じシーンに戻る終わり方、
障害者のフィリップの恋人に会う場面でのドリス
のさりげないふるまい方、随所に出てくるクラッシック音楽の演奏場面等にフランス映画らしさを感じました。

240127第98回「菊次郎の夏 (2:02) 1999年 日本
遊び人の中年男と母親を探す小学生、不釣り合いなふたりが繰り広げる一夏の冒険を描いたロードムービー。幼い頃に父親を亡くし、今はおばあちゃんとふたりで浅草に暮らしている小学校3年生の正男にとって、夏休みはそんなに楽しいもの ではなかった。学校の友達はみんな家族で旅行に出かけてしまうし、サッカークラブもお休み、おばあちゃんも仕事で昼間は家にいないのだ。そんな時、彼は遠 くの町にいるお母さんに会いに行く決心をする。絵日記と宿題と僅かな小遣いをリュックに詰めて、家を飛び出した正男。そんな彼の気持ちを知った近所のおば さんが、夫で遊び人の菊次郎を同行させることにした。目指すは愛知県豊橋市。ところが、根っからの遊び人の菊次郎は競輪場に寄り道したり、タクシーを盗ん だり、トラックの運ちゃんとトラブルを起こしたり、ホテルの人たちに迷惑をかけたりと、行き当たりばったりの旅を展開。
 たけし軍団らしいドタバタシーンの多いコメデイタッチですが、"正男"や"菊次郎"がアングルから外れるまでカメラはロングの長廻しで、バックに久石譲のゆったりしたメロディーが流れるシーンを何度も繰り返すことで、ドタバタだけで終わらない情緒溢れる作品に纏められています

231223第97回「ベスト・キッド (2:07) 1984年 アメリカ
1984 年に製作されたアメリカ映画。カラテを通して成長していく少年の姿を描いた青春映画。主演の高校生「ダニエル」役に当時23歳のラルフ・マッチオ。空手の 達人「ミヤギ」役に日系二世のノリユキ・パット・モリタが抜擢され、第57回 アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。ダニエルは、母親の仕事の都合で引っ越すことになった。新天地で友達も出来た。友達の誘いでパーティに行くこ とになり、そこでお金持ちの少女アリに一目ぼれ、すぐに相思相愛になるが、町の空手道場・コブラ会に通う不良ジョニーに目を付けられ、イジメの標的になて しまう。ジョニーはアリの元彼で、少年空手選手権のチャンピオンであった。ジョニーたちのイジメが極限までエスカレートしたある日、ダニエルは同じアパー トで暮らす日本人ミヤギに窮地を救われる。ミヤギの仲裁によって、学生空手トーナメントで決着を付けることになり、ダニエルはミヤギの特訓を受けるが…。

231125第96回「俺たちに明日はない (2:00) 1967年 アメリカ
大 恐慌時代のアメリカに実在した強盗カップル、ボニーとクライドの破滅的な青春を描き、アメリカン・ニューシネマの原点となった傑作犯罪映画。主演のウォー レン・ベイティとフェイ・ダナウェイを一躍スターの座に押し上げた作品です。1930年代のテキサス。退屈な日常に飽き飽きしていたウェイトレスのボニー は、刑務所帰りの青年クライドに興味を抱き、彼が食品店を強盗する姿にすっかりほれ込んでしまう。それ以来行動をともにするようになった2人は、盗んだ車 で各地を移動しながら銀行強盗を繰り返していく。やがてガソリンスタンドの店員C・Wやクライドの兄バックとその妻ブランチも加わり、5人組強盗団として 世間から注目を浴びる存在となるが……。「なぜこうまで激しく撃つか!」と警官に反抗したくなるほどの壮絶なラストは映画史に残る名シーンとして知られ る。“社会への反抗“というテーマが全編に溢れた映画で、ベトナム戦争最中の社会不満を、大恐慌時代の銀行強盗の実話をもとに描き、不満を吐き出した作品 とも言われています。

231101「合同活動報告回覧」
1.11/1(水)「シネマクラブ」「よろずや前原」、「ウォーキング倶楽部」合同で全世帯回覧。
  @シネマクラブの
令和5年11月開催案内と令和5年活動報告
  A11/26(日)「包丁砥ぎ、網戸張替イベント」開催案内と「よろずや前原メンバー募集」
  Bウォーキング倶楽部の令和5年活動報告

   @〜BをA3両面印刷にまとめ全世帯配布の回覧を行いました。→ここをクリックください。

231028第95回「タクシードライバー (1:54) 1976年 アメリカ
マー ティン・スコセッシ監督とロバート・デ・ニーロがタッグを組み、孤独なタクシードライバーの姿を通して大都会ニューヨークの闇をあぶり出した傑作サスペン スドラマ。ニューヨークの片隅で鬱屈した日々を送るベトナム帰還兵の青年トラビス。不眠症の彼は、夜勤のタクシードライバーの仕事に就く。彼は夜の街を走 りながら、麻薬や売春が横行する社会に嫌悪感を募らせていく。ある日、大統領候補パランタインの選挙事務所で働く美女ベッツィと親しくなったトラビスだっ たが、初デートでポルノ映画に誘いベッツィを怒らせてしまう。密売人から銃を手に入れ、自らの肉体を鍛え始めたトラビスの胸中に、ある計画が湧き上が り……。当時13歳のジョディ・フォスターが売春婦役を演じて注目を集め、アカデミー助演女優賞にノミネートされた。第29回カンヌ国際映画祭で最高賞パ ルムドールを受賞。ハリウッドメジャーの停滞と独立系若手作家の台頭という、1960年代後半から70年代中盤におけるアメリカ映画の変革を象徴する一本 だ。

230923第94回「おくりびと (2:11) 2008年 日本
遺 体を棺に納める“納棺師”という職業を通して、様々な死と向き合い人生をみつめるヒューマンドラマ。第81回アカデミー賞で、日本映画史上初の外国語映画 賞を受賞した。楽団の解散でチェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に帰ってきた大悟(本木雅弘)は求人広告で、年齢問わず、高給保証!実質労働時間わず か。“旅のお手伝い”とのフレーズを見た大悟はNKエージェント社を訪れる。そこで扱っているのは遺体を棺に納める仕事だった。戸惑いながらも、妻の美香 (広末涼子)には冠婚葬祭関係=結婚式場の仕事と偽り、納棺師の見習いとして働き出す。さまざまな境遇の別れと向き合ううちに、納棺師の仕事に誇りを見い だしてゆく。一見、重そうな映画だが、ユーモアもあり、笑いもある。哲学的でもある。『死は門だね。死ぬということは、終わりということではなく、そこを くぐり抜けて次へ向かう。まさに門です』という銭湯の常連客であり火葬場職員のセリフは、心に刻まれる。

230826第93回「私の頭の中の消しゴム (1:58) 2004年 韓国
  原作は、日本のテレビドラマ『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』(2001年永作博美主演、読売テレビ制作)。タイトルの由来は、ドラマのヒロインの台詞「私の頭の中には消しゴムがあ る」から。イ・ジェハン監督は原作のこの台詞を要の一つと捉え、タイトルに決定、また同様の台詞を映画のヒロインにも用いた。そうした経緯があったことか ら、永作博美は「私の台詞をタイトルに付けてもらえて嬉しいです」と語っている。 建設会社社長令嬢のスジンと、建設工事現場で現場監督として働くチョル ス。育った環境の違う二人だが、互いに惹かれ合い結婚する。幸せな日々を送っていた矢先、スジンが若年性アルツハイマー病に侵されていることが判明する。 それは徐々に記憶障害がが進行し、肉体的な死よりも精神的な死が先に訪れる病気である。日々失われていくスジンの記憶をつなぎ止める術はなく、遂には夫・ チョルスのことさえ記憶から消えていく。チョルスは葛藤を覚えながらも、彼女を大きな愛で受け止め、支え尽くす決意をする。

230729第92回「ライフ・イズ・ビューティフル (1:56) 1998年 イタリア
カ ンヌ映画祭で審査員グランプリに輝いた、ロベルト・ベニーニ監督・脚本・主演の感動作。 ナチの強制収容所に収監されたある一家の物語を、ユーモラスかつ温かな視点で描く。 “イタリアのチャップリン”と称される、ベニーニのユーモアと哀しみを交錯させた演出が秀逸。 1930年代のイタリアで、陽気なユダヤ人の青年グイドは近くの町に住む愛らしい女性に猛アタックの末結婚し、かわいい息子も生まれて幸せな生活を築いて いました。 ところが第二次大戦が始まるとナチス・ドイツによるユダヤ人の迫害がイタリアでも行われるようになり、家族は強制収容所に送られてしまいます。   家族を生き残らせるため、そして息子を収容所の恐怖から守るため、グイドは過酷な収容所での生活はポイントをためて勝ち抜くと戦車がもらえるゲームだと息 子に説明するのでした。 イタリア人らしくとにかく明るくズッコケコントを思わせるような前半の“ユーモア”と後半の“恐怖”が対比されて、究極の感動をもたらしているとの評価が 多いようです。

230624第91回「雨に唄えば (1:43) 1952年 アメリカ
50 年代ハリウッドを代表するミュージカル映画。 サイレントからトーキーへと移りゆく1920年代の映画業界をユーモラスに描く。しかしストーリーよりもパフォーマンスよりも何よりも素晴らしいのがやは りタイトルソングの「Singin' in the Rain」。 ジーン・ケリーらが高らかに歌い上げる歌唱パートは言うまでもなく素晴らしい、びしょ濡れになりながら本当に楽しそうに踊って歌い上げてくれる。 デビー・レイノルズやドナルド・オコナーらの歌も総じて秀逸。 軽快なステップと共に繰り広げられる役者陣のダンスも見ていて楽しいし、スラップスティックめいた大袈裟な動きが多いのも愉快で印象的。オコナーが歌って 踊る「メイク・エム・ラフ」のドタバタっぷりも良い。 時おり幻想性に片足を突っ込んでいる色彩や美術もなかなか鮮烈です。

230527第90回「許されざる者 (2:11) 1992年 アメリカ
ク リント・イーストウッド主演・監督作品。 師匠であるセルジオ・レオーネ監督とドン・シーゲル監督に捧げた異色西部劇。 1880年、ワイオミング。列車 強盗や殺人で悪名を轟かせていたウィリアム・マニー(イーストウッド)は、今では銃を捨て2人の子供と農場を営みながら密かに暮らしていた。しかし家畜や 作物は順調に育たず、3年前に妻にも先立たれ苦しい生活だった。生活苦からやむなく再び銃を手にし、かつての仲間・ネッド・ローガン(フリーマン)、スコ フィールド・キッドと共に、賞金稼ぎに出発するが、町には鬼保安官と恐れられるビル・ダゲット(ハックマン)が待ち受けていた……。名優たちの存在感、深 い余韻を残す物語、暗く美しい映像で、アカデミー作品賞をはじめ4部門を受賞。 大スター、クリント・イーストウッドの映画作家としての世界的な評価を決 定づけた傑作ウェスタン。

230429第89回「博士の愛した数式 (1:59) 2005年 日本
「阿 弥陀堂だより」「雨あがる」の小泉堯史監督、寺尾聰主演で小川洋子の同名小説を映画化。 新学期を迎えた学校のあるクラス。最初の授業で、ルートと名乗っ た数学教師(吉岡秀隆)が自己紹介を始めました。自分がなぜルートと呼ばれたのか、どうして数学を好きになり教壇に立つようになったのかと、・・・・   話は子どもの頃に遡ります。
ルートの母・杏子(深津絵里)はシングルマザーで、家政婦の仕事をしながらルートを育てていました。家政婦紹介所のなかでは一番若かったものの、キャリア はすでに10年。負けん気の強い杏子は、家事のプロとしての誇りを誰よりも持っています。杏子が、今度お世話をすることになったのは、ケンブリッジ大学で 数学を学んでいたが、交通事故の後遺症で記憶が80分しかもたなくなってしまった老博士。杏子とその息子は博士の人柄と、彼の語る数式の美しさに魅了さ れ、3人は次第にうち解けていくが、・・・・やがて博士の痛ましい過去が明らかになっていく。
エンドロールが流れ始める際の参加者の行動で、作品の評価を感じることが出来ますが、今回は動き出す人が1人もいませんでした。寺尾聡、吉岡秀隆はさすがです。既に二人とも名優ですね。

230325第88回「友だちのうちはどこ? (1:24) 1987年 イラン
友 だちの大切なノートを間違えて持ち帰ってしまった少年が、ノートを返すため友だちの家を探し歩く姿を生き生きと活写。アッバス・キアロスタミ監督の名を世 界に知らしめたイラン映画。イラン北部にあるコケール村の小学校。モハマッドは宿題をノートではなく紙に書いてきたため先生からきつく叱られ、「今度同じ ことをしたら退学だ」と告げられる。しかし隣の席に座る親友アハマッドが、間違ってモハマッドのノートを自宅に持ち帰っていた。ノートがないとモハマッド が退学になると焦ったアハマッドは、ノートを返すため、遠い隣村に住む彼の家を探し回るが、なかなか見つけることができず……。子供らしい行動で一生懸命友だちの家を探す姿に、明日になれば学校で逢えるのに、もどかしさを感じますが
「徹底した子供視 点」で纏められています。友だちの村で夜になり、犬の鳴き声におびえる場面と自宅で強風でドアが開いてしまうほど夜中の嵐の中でも落ち着いている場面の対 比など細かい演出の意図を感じます。本当に可愛らしくて、子供のあどけなさ、言いたいことが上手く言えないもどかしさが見事に表現されている。高圧的な態 度の先生、言いたいことを理解し てくれない親等、誰しも経験したことがある出来事が次々起こって、鑑賞者は子供に戻ったような感覚になる。

230225第87回「牛泥棒 (1:16) 1942年 アメリカ
「正 義」の名のもとに行われる行き過ぎた行為を糾弾する異色の西部劇。日本では劇場未公開。1885年、ネバダ州のある町にギル・カーター(ヘンリー・フォ ンダ)と相棒のアート・クロフトがやって来る。その頃、町の牧場主が殺され、牛600頭が盗まれるという事件が起きた。町の住人たちは、犯人を捜して成 敗すべし、という意気に駆られ、保安隊を組織する。だが、保安隊を組織できる権限を有するのは保安官のみ。そう告げる弱腰で責任回避的な判事を無視し、保 安官代理と南軍の生き残り少佐が先頭となって保安隊を組織、カーターと相棒も渋々ながら加わることになった。その後、オックスボウと呼ばれる土地で不審 なマーティン(ダナ・アンドリューズ)他の三人組を発見した保安隊一行は、彼らの言い分など聞かずに彼らを縛り首にする。この後の展開と演出、カメ ラワークが素晴らしい。マーティンが残した手紙には、“罪を抱えながら生きていく”自警団の人たちへの哀れみが・・・。
ドンパチのほとんどない、悲しい 異色の西部劇です。少佐は自殺しますが、自警団の人々は生き続けることが、地獄の苦しみでしょうね。こんな映画を作れるアメリカと日本が戦争を始めてしまった暗い時代に、この映画を買付、公開することは不可能だったろうね


230128第86回「市民ケーン (2:00) 1941年 アメリカ
10 年ごとに発表される英国映画協会の歴代映画ランキングでは5回連続で第一位にランクインし、AFI選出の歴代アメリカ映画ベスト100でも第一位となって おり、名実共に「映画史上最高傑作の映画」です。レビューサイト等で、「確かに面白かったけど、普通の映画」との評価は「本作」が、現代まで続く「普通の 映画」を作上げた革新的な映画との視点が欠けているからです。史上最高の映画と呼ばれる所以は、当時の映画事情や時代背景を含めて考えることで理解するこ とができます。実在の新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストをモデルに、ある大富豪の波乱に満ちた一生を、革新的な映像技法とストーリー構成で描き出 す。大富豪の新聞王ケーンが「バラのつぼみ」という謎の言葉を残してこの世を去った。その言葉の意味を探るよう調査を命じられたニュース映画の編集者は、 ケーンの元妻や事業のパートナーら、生前の彼を知る人々に取材を重ねていく。やがて浮かび上がったのは、すべてを手に入れた男の孤独な生涯だった。
「バ ラのつぼみ」は下手なオペラ歌手の妻なのか、自分がやり残した仕事のことなのか判りませんが、ストーリーに大きな意味があるとも思えない。過去と現在が頻 繁に切替わることや長い廊下の先や鏡の中に重なる人物描写、足下から見上げるローアングルのカメラワークなど公開当時の映画常識を超えていたことは間違い ないと思うが、ベスト1かは?

221224第85回「居酒屋兆治 (2:07) 1983年 日本
函 館の街を舞台に小さな居酒屋を営む男と初恋の女とのすれちがう想い、その店に集まる人々の人生模様を描く。山口瞳原作の同名小説の映画化。兆治こと藤野伝 吉(高倉健)は函館の街はずれで、女房の茂子(加藤登紀子)と「兆治」という名の居酒屋を営んでいた。かつての恋人で、今は資産家と一緒になった「さよ」 の転落を耳にするが、現在の妻茂子との生活の中で何もできない自分と、振り払えない思いに挟まれていく。周囲の人間はそんな彼に同情し苛立ち、さざなみの ような波紋が周囲に広がる。「煮えきらねえ野郎だな。てめえんとこの煮込みと同じだ」と学校の河原に挑発されても、頭を下げるだけの男。そんな夫を見なが ら茂子は、人が人を思うことは誰にも止められないと呟いていた。
他人の心の中が分らないのは当然ですが、自分の気持ち、行動にも明確な信念がある人はあまりいないのでは!


221126第84回「地球の静止する日 (1:32) 1951年 アメリカ
1950年代はSF映画ブームとなったが、「空想科学映画」は子供向けのお伽話であり、異星人は敵対するモンスターとして描かれ、スペクタクルが優先されるジャン ルの映画と思われていた。その風潮の中で、ストーリーを重視して高い知性と友好的な異星人像を提示し、人類と異星人のファースト・コンタクトとそれに対す る人類の動向をシミュレーション風に展開させた、本格SF映画の先駆的な作品。ワシントン上空に奇怪な船体が現われ、着陸するとクラートゥ(マイケル・レ ニー)という、奇妙な服をまとい英語を喋る男が現れた。彼は他の遊星から飛来し、危害を加えるものでないと云ったが、警備兵は彼に向かって発砲した。する と船体から巨大なロボットのゴートが現われ、周囲の武器をすべて破壊しようとした。だがクラートゥはロボットをとどめた。彼は大統領秘書に地球上の指導者 たちが他の天体の征服を企画する限り、他の遊星からの攻撃を受けるから忠告したいと申し入れた。だが指導者たちは彼と同席することを拒んだ。
古い映画ですが、最近のCGばかりで薄っぺらな作品より、遥かにメッセージ性に溢れた作品でした。

221106「合同活動報告回覧」
1.11/6(日)「シネマクラブ」「よろずや前原」、「ウォーキング倶楽部」合同で全世帯回覧。
  @シネマクラブの
令和4年11月開催案内と令和4年活動報告
  A11/27(土)「包丁砥ぎ、網戸張替イベント」開催案内と「よろずや前原メンバー募集」
  Bウォーキング倶楽部の令和4年活動報告

   @〜BをA3両面印刷にまとめ全世帯配布の回覧を行いました。→ここをクリックください。

221029第83回「ショーシャンクの空に (2:23) 1994年 アメリカ
ス ティーブン・キングの「刑務所のリタ・ヘイワース」をティム・ロビンス&モーガン・フリーマン主演で映画化した人間ドラマ。監督・脚本は本作で長編映画デ ビューを果たしたフランク・ダラボン。長年ショーシャンク刑務所に入っている囚人レッド(フリーマン)と妻とその愛人を射殺したとの冤罪で収監された元銀 行副頭取の主人公アンディ(ロビンス)の友情を軸に、アンディが巻き起こす数々の奇跡が描かれる。日ごろ無口な彼が、刑務所内の“調達係”レッドにロック ハンマーを注文したことから、やがて2人の間には友情が芽生える。物静かなアンディーであったが、彼の強い意志と行動力はやがて刑務所の雰囲気さえも変 え、仲間たちも人間としての尊厳を取り戻していく…。
主人公アンディ役はトム・クルーズやケビン・コスナー、トム・ハンクスも検討されたとのこと。人気俳優だと抑えた演技は無理だろうし、ヒロインが出てきたりで、まったく別の作品になってしまっただろうね!。
94年度のアカデミー賞では作品賞を含む7部門でノミネートされたものの無冠に終わったが、映画ファンに愛される名作として語り継がれている。因みにこの年のアカデミー作品賞は「フォレスト・ガンプ一期一会」でした。

220924第82回「オリエント急行殺人事件 (2:08) 1974年 イギリス
ア ガサ・クリスティの名作推理小説をオールスターキャストで映画化したミステリー。1935年、私立探偵エルキュール・ポアロは大陸横断列車オリエント急行 に乗り、ロンドンを目指していたが、豪雪のため列車が立ち往生してしまう。そしてその夜、列車内でアメリカ人の富豪ラチェットが何者かに殺害されるという 事件が発生。ポアロは乗客たちから事情を聴き、事件の調査を開始するが、やがて殺されたラチェット氏と5年前にアメリカで起こったある事件とのつながりが 見え始め、意外な真相が明るみになる。イングリッド・バーグマン、ジャクリーン・ビセット、ショーン・コネリー、アンソニー・パーキンス、バネッサ・レッドグレーブ、リチャード・ウィドマーク等々の往 年の名優、スターを見つけ出すのも楽しみもありますが、夫々の見せ場を作る配慮なのか、容疑者描写に時間をかけすぎて、特に前半が冗長的と感じました。


220827第81回「ALWAYS 三丁目の夕日’64 (2:16) 2012年 日本
大ヒットした「ALWAYS 三丁目の夕日」、その続編の「ALWAYS 続・三丁目の夕日」に続くシリーズ第3作として2012年に公開された。1作目、2作目では昭和33年の東京の下町・夕日町三丁目を舞台に、今作では舞台 を6年後の1964年東京オリンピックの熱気に包まれた、懸命に生きる家族たちの姿を描く。オリンピック目前の1964年。人気作家として活躍中 の茶川(吉岡秀隆)とヒロミ(小雪)の元で育てられた淳之介(須賀健太)は高校生に成長。ヒロミの出産を控えて茶川の執筆活動も絶好調のはずが、新人作家 の「緑沼アキラ」に人気を奪われ気味で再びスランプに。一方、則文(堤真一)が営む鈴木オートは順調に事業を拡大。六子(堀北真希)は店の近くを通る若い 医師・菊池(森山未來)に一目惚れし距離を縮めていくがタバコ屋のキン(もたいまさこ)によれば菊池は新宿の歓楽街に日々出入りしているとか。
新人作家 の「緑沼アキラ」が淳之介だったのは1作目の既視感があり、六子の結婚相手の若い 医師・菊池の素性は貧困者医療に励む誠実な人柄だったとするなど、漫画原作らしい安易な展開もありますが、茶川の父親と軋轢、死にまつわる短いエピソードは終盤になって生きてくる巧妙なシナリオでした。結婚式のシーンで終わると思いきや、1作目程では有りませんが、最後はやっぱり泣かせるね!。前半のダラダラ感が少し残念です。
吉岡秀隆は既に名優になっているのかもね


220730「会館TV修理完了」
7/28(木)に会館TVの修理完了。開催案内配布、掲示板掲載などの準備が整わず、7/30(土)に予定していた第80回「オリエント急行殺人事件は中止した。8月より活動再開です。

220625「会館TV故障」
会館設置の大型TV故障の為、6/25(土)予定していた第79回「夕陽のガンマンは中止とした。
【基盤の故障により電源が入らないことが原因で、業者で交換部品が揃わず、直ぐには修理の見込みが立たない】とのこと。時間が掛かりそうです。

220528第78回「めまい (2:09) 1958年 アメリカ
今 なお映画界に多大な影響を与えるアルフレッド・ヒッチコック監督の作品群の中でも著名なサスペンスミステリー。かつて同僚を転落死させてしまったトラウマ から極度の高所恐怖症を患う元刑事が、友人から妻の監視を依頼される。その彼女が教会の鐘楼から飛び降りようとした時、追いかけて階段を登った彼は“めま い“に襲われ、彼女を見殺しにしてしまう。美しい彼女の姿が忘れられない彼は、ある日、街中で彼女そっくりの女と出会うが……。
ヒッチコックならではの多彩な仕掛け、緊張感みなぎるカメラワークは天下一品。高所恐怖症や夢遊病といった心理学的な仕掛けをちりばめ、過去と現在を交差 させた技巧を凝らした演出や、二つの役柄を演じ分けたヒロイン、キム・ノヴァクのなまめかしい美貌に魅了される。
友人による鐘楼でのトリックで見殺しにし たと思い込んだのと同じ設定で尼僧が登って来たことで身代わりの彼女が転落死するまでの急展開と緊迫感はさすがです。ヒッチコック映画の名作でした。

220430第77回「ALWAYS三丁目の夕日
西 岸良平の漫画『三丁目の夕日』が原作。昭和33年の古きよき日本を舞台に、家族の触れ合いを描いた心温まる人情ドラマ。日本アカデミー賞全部門でノミネー ト、そのうち12部門で最優秀賞を受賞するという快挙を成し遂げ、興行収入でも大ヒットを記録した。ミニチュアやCGで再現された昭和の風景は、当時を経 験していない者でも懐かしく感じるほどの雰囲気を存分にかもし出している。本物に引けを取らないほど美しい夕焼けや建設途中の東京タワーなど、当時の日本 が忠実に再現されている。東京下町の夕日町三丁目に住む鈴木家に、集団就職のた めに上京してきた六子(堀北真紀)が住み込むことになる。また鈴木家の向かいにある駄菓子屋の店主(吉岡秀隆)も、見ず知らずの少年の面倒を見ること に……。原作である連載漫画の特徴だと思いますが、沢山のエピソードが積み上がっていくストーリーで山場が何度もあります。特に淳之介少年役の須賀健太と吉岡秀隆の 演技が素晴らしく、何度も何度も泣いてしまう映画です。こんな子役を使うのは反則です。今回参加者は同時代を生きてきた人達で、懐かしさもあり皆さん涙涙 でした。

220321「町会会館の利用再開
緊急事態宣言が解除され、町会会館も利用可能となったので、シネマクラブの活動を再開。第74回〜第76回は中止としました。

220121「町会会館休館」
新型コロナウイルスへの対応の為、町会会館が1/21(金)〜)利用できなくなりました。1/29(土)予定していた第74回「ALWAYS 三丁目の夕日は中止とし、掲示していたポスターに中止コメントを上張りして通知した。
以降の開催も当面は見送りとし、再開時期は町会本部方針に従ってご案内することとした。

211225第73回「ウエスト・サイド物語
シェ イクスピアの「ロミオとジュリエット」を下敷きにした大ヒットブロードウェイ・ミュージカルを、巨匠ロバート・ワイズとミュージカル版を手掛けた演出家の ジェローム・ロビンスが共同で映画化。ニューヨークのダウンタウン、ウエスト・サイド。移民の多いこの町では、かねてから対立関係にあるベルナルド率いる プエルトリコ移民のシャーク団と、リフ率いるジェット団の2つのグループが、ことある毎に衝突を繰り返してきた。ある日、ベルナルドの妹マリアは、兄たち シャーク団に初めてのダンス・パーティへ連れて行かれる。そこへジェット団のメンバーも現われ、2つのグループは競うように踊り始めた。そんな中、マリア はジェット団の元リーダー、トニーに出会い、互いに心を奪われる。だが、それは許されない恋の始まりだった…。主演はナタリー・ウッド。61年度のアカデ ミー賞では作品賞、監督賞を含む10部門で受賞した。日本では1961年に初公開された後も幾度かリバイバル公開されている。私用で参加できなかったHP 管理者としては、参加者が少なかったことは驚きでした。名作なのに、押し詰まった暮れのせい?、クリスマスだから?、残念!!!

211127第72回「モダン・タイムス
チャールズ・チャップリンが監督・脚本・製作・作曲・主演を務め、機械文明と資本主義社会を痛 烈に風刺した名作喜劇。大きな工場で働くチャーリーは、毎日同じ機械を使って単調な仕事を続けていたせいで錯乱し、病院へ送られる。ようやく退院したもの の、今度はデモ隊のリーダーと間違われて投獄されてしまう。やがて無罪が判明し自由の身となった彼は造船場で働き始めるがすぐに解雇され、刑務所へ戻る方 法はないかと考えるように。やがて無銭飲食をして捕まったチャーリーは、護送車の中でパン泥棒の少女と知り合う。ラストシーンで流れ る名曲「スマイル」も印象的です。
前半の非人間的な機械に振り回されていく場面は作品のテーマから必須のシーンでありますが、繰り返しが多く、"だれだれ"のテンポになった原因と感じました。

211102「シネマクラブ活動報告」
1.「シネマクラブの活動報告」を全世帯配布回覧しました。12月11日「よろずや前原」主催の「包丁研ぎ、網戸張替の開催案内」の裏面を利用し、「ウォーキング倶楽部」、「シネマクラブ」相乗りで活動報告致しました。内容は、活動概要、活動経費、活動実績と「シネマクラブ」への参加のお誘いなどです
「シネマクラブの活動報告」は →ここをクリックください。

211030第71回「グラン・トリノ
クリント・イーストウッドが監督・主演を務めた人間ドラマ。タイトルの『グラン・トリノ』とは、フォードが販売していた車のこと。タイトルにまで車の名前が採用されている映画なのですが、作中にカーアクションシーンがあるわけではなく、それどころか車はほとんど登場しません。朝鮮戦争従軍経験を持つ気難しい主 人公が、近所に引っ越してきたアジア系移民一家との交流を通して、自身の偏見に直面し葛藤する姿を描く。主人公と友情を育む少年タオにふんしたビー・ヴァ ン、彼の姉役のアニー・ハー等ほとんど無名の役者を起用。アメリカに暮らす少数民族を温かなまなざしで見つめた物語。妻に先立たれ、息子たちとも疎遠な元 軍人のウォルト(クリント・イーストウッド)は、フォードの自動車工の仕事を引退して以来単調な生活を送っていた。そんなある日、愛車グラン・トリノが盗まれそうに なったことをきっかけに、アジア系移民の少年タオ(ビー・ヴァン)と知り合う。やがて二人の間に芽生えた友情は、それぞれの人生を大きく変えていく。
移民のギャングたちとの抗争から、最後の死を覚悟して屋敷に乗り込むシーンは、さながら敵対するヤクザに仁義をきって殴りこむ
高倉健そのものです。日本でのヒットもうなづけますね!

211001「町会会館の利用再開
緊急事態宣言が解除され、町会会館も利用可能となったので、シネマクラブの活動を再開しました。

210802「町会会館休館」
新型コロナウイルスへの対応の為、町会会館が8/2(月)〜)利用できなくなりました。8/28(土)予定していた第69回「グラン・トリノは中止とし、会員、過去参加記録のあるビジター全員にに文書で通知した。以降の開催も当面は見送りとし、再開時期は町会本部方針に従ってご案内することとした。

210731第68回「パラサイト半地下の家族
“伝説”になったといえる韓国映画。カンヌ国際映画祭で韓国初の最高賞を獲得し、アカデミー賞 作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の主要4部門を受賞、世界中で大ヒットを記録した。韓国だけではなく、アジア映画初の偉業を成し遂げたモンスター 級の作品である。面白さの大きな要因になっているのが、監督の創造性やユーモアが発揮された脚本である。本作の主人公となるのは、ソウルの低所得者が住ん でいることが多いという半地下部屋で生活を営んでいる、父と母、息子と娘4人の貧困家族だ。一家は、全員職にあぶれ、進学にも失敗し、ピザ屋の箱を作ると いう内職をするなど、極貧生活を送っていた。だが息子ギウ(チェ・ウシク)が身分を偽り、ある裕福な家庭・パク家の娘の家庭教師になったことから事態は変 化し始める。ラスト近くに、豪華な邸宅での野外パーティーで起こる殺人事件のドギツサには、引いてしまうところはありますが、韓国映画を観たことがない私にも、最近の韓国の熱量を感じられるとても面白い映画でした。

210626第67回「用心棒
桑畑三十郎を名乗る浪人が、宿場町で対立するヤクザ同士を衝突させて共倒れにするという物語で、 理屈抜きの娯楽映画として興行的に大ヒットし、翌年に続編 の『椿三十郎』が作られた。二組のやくざが対立するさびれた宿場町。そこへ一人の浪人者がふらりと流れ着く。男はやがて巧みな策略で双方を戦わせ、最後に は自らの刀を抜きやくざたちを倒す。町の平和を取り戻した彼は、またいずこへとも知れず去っていく……。時代劇に西部劇の要素を取り入れた痛快娯楽活劇。 ピストルにマフラーのニヒルな殺し屋を演じた新鋭・仲代達矢の存在感が光る。64年にはセルジオ・レオーネ監督が本作をもとに「荒野の用心棒」を作り、大 ヒット。ハリウッドでも96年に、ブルース・ウィリス主演「ラストマン・スタンディング」の名でリメイクされた。さすがの黒澤作品です。息をつかせない展 開、迫力、モノクロ映像による緊張感が素晴らしい。作品自体の音声劣化の為なのか、録画時あるいは再生機機の問題なのか、声を張り上げた早口のセリフが聞 き取りにくく、今一つ入り込めないところもありました。事前準備として機器の調整確認が必要でした。

210529第66回「ロッキー
タローン主演・脚本のロッキーシリーズ1作目。無名時代に脚本を書き上げた作品で、本作は彼を大スターにさせた一本で、第49回アカデミー賞作品賞受賞作品。フィラデルフィアで暮らす三流ボクサーのロッキー・バルボアは、ファイトマネーだけでは食べていけず、高利 貸しの借金取り立ての手伝いをして、なんとか生活していた。友人のポーリーの妹で、ペットショップで働くエイドリアンに、ほのかに想いを寄せていたが、不 器用で内気な性格のため、なかなか距離を縮めることができずにいた。ヘビー級世界チャンピオンタイトルマッチの対戦相手が怪我をした為、 チャンピオンであるアポロ・クリードの「地元のボクサーにチャンスを与える」という発案でロッキーに白羽の矢が立ち、5週間後の対戦相手に指名される。圧 倒的な力の差がある二人、アポロによる一方的な試合運びが予想されていたが、試合が始まると最初のダウンを奪ったのは挑戦者ロッキーであった。その後もダ ウンしても、ダウンしてもなお立ち上がるロッキー。試合は最終ラウンド判定までもつれこむ。リング上で愛するエイドリアンの名前を叫ぶロッキー。
トレーニングでフィラデルフィア美術館の階段を登る有名なシーンや町の人たちとの交流、市街の様子、希望に向かって次第に高揚していく姿など、後のランボーシリーズ等の単純なアメリカ的正義感の押しつけもない新鮮で、情熱を感じる佳作でした。スタローンもデビュー当初は中々のもの、再評価しました。

210424第65回「道
今回のタイトルは当初20/01/30に予定されていたイタリア映画「道」としました。
イタリアの巨匠フェデリコ・フェ リーニの代表作のひとつで、旅回りの芸人たちの悲哀を描き、第29回アカデミー賞(1957年)で外国語映画賞を受賞した 古典的名作。貧しい家庭に生まれ育った知的障害の女性ジェルソミーナは力自慢の大道芸人ザンパノに買われ、彼の助手として旅回りに出る。粗暴で女好きな ザンパノに嫌気が差したジェルソミーナは彼のもとから逃げ出すが、捕まって連れ戻されてしまう。そんなある日、2人はサーカス団と合流することになり、 ジェルソミーナは綱渡りの陽気な青年と親しくなる。青年の言葉に励まされ、ザンパノのもとで生きていくことを決意するジェルソミーナだったが……。ジェル ソミーナが亡くなったことを知ったザンパノが夜の浜辺を彷徨うラストシーンに被さる主題歌は「ともしび」等の歌声喫茶でも歌ったこともありますが、映像と ともに聴くと、とても切ない気持ちになりました。

210401「町会会館の利用再開
緊急事態宣言が解除され、町会会館も利用可能となったので、シネマクラブの活動を再開しました。

201224「町会会館休館」
新型コロナウイルス第三波への対応の為、町会会館が12/26(土)〜1/15(金)利用できなくなりました。12/26(土)予定していた第61回「楢山節考は中止とし、会員、過去参加記録のあるビジター全員にに文書で通知した。予定1/30(土)第62回「道以降の開催も当面は見送りとし、再開時期は町会本部方針に従ってご案内することとした。

201220「シネマクラブ活動報告」
1.「シネマクラブの活動報告」を全世帯配布回覧しました。1月の「シネマクラブの開催案内」の裏面を使ってクラブの活動報告致しました。内容は、活動概要、活動経費、活動実績と「シネマクラブ」への参加のお誘いなどです
「シネマクラブの活動報告」は →ここをクリックください。

201128第60回「男と女
クロード・ルルーシュの出世作、第19回カンヌ国際映画祭パルムドールなどを受賞した
ラブストーリー。  共にパートナーを亡くした男と女が子供を通して出会い、過去にとらわれながらも互いに惹かれ合う姿を描く。フランシス・レイの有名「ダバダバダ ダバダバダ〜」が見事にストーリーを語っています。  公開当時、女性たちの評価が高かったとの記憶が有ますが、特に見たいとも思わなかった映画でした。  今回、見るまではアヌーク・エーメ、ジャン=ルイ・トランティニャの美男・美女とフランシス・レイの音楽によるプロモーション・ビデオの様な映画と思ってい ましたが、以外にも優れた脚本、レースシーンの迫力、セリフを抑えた過去の描写も巧妙に取り込まれているとの印象。  さすがルルーシュ、やっぱりフランス映画です。

201109「QRコード作成
スマホから
「シネマクラブHP」に簡単にアクセスできるようにシネマクラブ」のQRコード
を作成しました。今後は
「シネマクラブ」として発行する印刷物に表示します。
 

200926第58回「明日に向かって撃て!
アー ト感覚溢れる映像や、粋な会話、絶妙なコメディセンスを存分に取り入れた“新感覚のウエスタン”との売り文句ですが、西部劇としては異質で、古い映画ファ ンとしては少し抵抗を感じる映画です。  時折差し挟まれる静止映像でストリーをつないでゆく紙芝居的演出があったり、全編に渡って演出はかなり凝っている。ストップモーションを効果的に使ったラ ストや主題歌「雨にぬれても」も印象に残る映画です

200825第57回「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎
お なじみの寅さん映画ですが、他の作品と趣を異にする笑いの少ない人情噺です。これぞ大阪!というキャスティングの妙。通天閣の安ホテルの主人に、芦屋雁之 助。先輩芸者にかしまし娘の正司照枝・花江。そして、ホテルで飲んだくれているおっちゃんに笑福亭松鶴。華やかさとはかなさ、男と女の機微、細やかな演出 が堪能できる一本。1981年の作品で、松坂慶子も30歳そこそこで、まだ固さが残る美人といったところです。

200725第56回「街の灯
新型コロナウイルス拡大防止”対策としての緊急事態宣言が解除され、活動再開後、最初の映画は延び延びになっていたチャップリンの「街の灯」でした。 全員がマスクをかけ、声を潜めて静かに観ておりましたが、さすがチャップリンの代表作で、ユーモアとペーソスが織り交ぜられたシーンに思わず声を出して笑ってしまいました。人が来てくれるのか、不安がありましたが、参加者は5人でした。

200622「シネマクラブの活動再開」
“新 型コロナウイルス拡大防止”対策として町会会館が利用できない状況が続いておりましたが、緊急事態宣解除を受けて、町会会館も6/22(月)より利用可能 になりました。クラブの世話役打合せで、マスク着用、手指消毒や同時利用人数の制限等の制約はありますが、シネマクラブとしての活動再開を決定しました。 活動再開後最初の映画会は7/25(土)チャップリンの「街の灯」です。

200328第52回「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎
新型コロナウイルス”対応で、当面3月末まで町会会館が利用できない為、今回も流会としました

200229第51回「街の灯
新型コロナウイルス”対応で町会会館が利用できなくなった為、今回は流会としました

200125第50回「北北西に進路を取れ
“サ スペンスの神様”ヒッチコック映画のベスト作品としては、人によって「サイコ」であったり、「見知らぬ乗客」、 「め い」であったりするのだろうが、この万人向けの面白さを持つ集大成的作品は、入門編としても最適。  キャプラという男と間違われて誘拐されてしまった広告マン、ロジャーは、謎の人物タウンゼントからある仕事への協力を要請される。そして、人違いが判明す ると今度は泥酔運転に見せかけて殺されそうになる。何もない大平原で複葉機に襲われるシーンあたりまでは、ヒッチコックらしい、緊迫あふれる展開ですが、 巨大な大統領の顔のオブジェがあるラシュモワ山での格闘場面につながるまでの展開は、若いころ見た時には気が付かなかったモタモタした印象で、カットしても良かったと感じる場面もありました。

191229「シネマクラブ活動報告」
1.「シネマクラブの活動報告」を行いました。1月の「シネマクラブの開催案内」の裏面を使ってクラブの活動報告致しました。内容は、活動概要、活動経費、活動実績と「シネマクラブ」への参加のお誘いなどです
「シネマクラブの活動報告」は →ここをクリックください。

191228第49回「卒業
名 優ダスティン・ホフマンの出世作です。主題歌の「サウンド・オブ・サイレンス」だけでなく、「スカボロー・フェア」「4月になれば彼女は」「ミセス・ロビ ンソン」など、サイモン&ガーファンクルの中でも、特に素晴らしいナンバーが使われており、しかもそれぞれが映画のシーンに合わせてうまく組み合わされ、 音楽との相乗効果でシーンがとても印象的になっています。

191130第48回「幸せの黄色いハンカチ
刑務所帰りの中年男が、偶然出会った若い男女とともに妻の元へ向かうまでを描いた山田洋次監督によるロードムービ
 ー。過去を持つ主人公の物語と若いカップルのラブストーリーが北海道の四季とともにつづられ、1977年に公開されるや大ヒットを記録し、 その年の映画賞を独占した。主演は高倉健、その妻役に倍賞千恵子、当時映画初出演の武田鉄矢、桃井かおりらが共演。新車を買って、あこがれの北海道をド ライブする欽也(武田鉄矢)は、一人旅の朱美(桃井かおり)をナンパして二人で旅を続ける。途中、出所したばかりの中年男・勇作(高倉健)と知り合い、3 人は旅を共にすることに。
旅の途中、 勇作が無免許運転で警察に捕まるあたりから急展開です。出所後、直ぐに「自分を待って いてくれるなら、家の前に黄色いハンカチを掲げておいてくれ」と妻に手紙を書いたことを打ち明ける。3人は"妻が待っているかも"の思いで夕張を目指す。 前半のチャライ武田鉄矢が、後半に生きてくるシナリオや役者を見る目の確かさは、さすがに山田洋次と感じさせる作品でした。

191026第47回「荒野の用心棒
主演のイーストウッドは当時TVシリーズ『ローハイド』の準主役としてそこそこ売れていた程度の俳 優だったが、本作ヒットで一躍スターに。マカロニ・ウエスタンという言葉はこの作品から広まった。黒澤明の『用心棒』を観たセルオ・レオーネは、これ を西部劇に翻案して映画にすることを決意し、スペインで撮影を開始した。しかしプロデューサーが東宝とリメイク権の交渉をしていなかったため、配給後に訴 えられて敗訴している。黒澤は手紙に「あなたの作品は良い出来ですが、無許可なので訴えます」と書いたが、レオーネは褒められたことを能天気にも喜んだ という。エンニオ・モリコーネの「さすらいの口笛」が流れ出し、赤いシルエットアニメーションから映画は始まる。無精髭にくわえ葉巻、陽の眩しさに目を 細めてポンチョを纏うイーストウッドの渋すぎる佇まい。レオーネ演出にイーストウッドは感銘を受け、映画製作の道を歩むきっかけとなったとのこと。『用心棒』として既にi完成しているシナリオにのせて、過激な暴力シーン、緊迫感が途切れないカメラワークで素晴らしい西部劇に仕上がっています。「荒野の七人」と同様に黒澤作品は西部劇にリメイクしやすいのでしょうね!

190928第46回「激突
『激突!』(原題: Duel)は、リチャード・マシスンの短編小説の映画化。無名時代のスティーヴン・スピルバーグが 演出、その名前がこの作品の成功によって業界内に知れ渡った出世作。もともとテレビ放映用に製作された作品だが、日本やヨーロッパでは劇場公開さ れた。セールスマンであるデイヴィッド・マン(デニス・ウィーバー)は商談のため車でカフォルニアへ向かう途中、ハイウェイで走行スピードが遅い大型 トレーラータンクローリーを追い越す。するとその直後大型トレーラーはマンの車を執拗に猛追してきた。 決着シーンまで切れ目なく続くDuelだけで仕上げられた映画です。最近は日本でもニュースになることも多い、【煽り運転】の鬩ぎ合いを顔の見えないドライバーとトレーラタンクローリーだけで、全編にわたって張り詰めた緊張感と観客を恐怖に陥れる手法は、後年の【ジョーズ】等の作品に溢れる スピルバーグの才能を感じさせる作品になっています。

190825第45回「十二人の怒れる男
シ ドリー・ルメット監督がアメリカのテレビドラマをリメイクした密室劇。  見ず知らずの他人と殺人事件を裁くという重圧のある空気感の中、公平な視点を持って勇気のある行動をした陪審員8番(ヘンリー・フォンダ)。彼は、自分 以外が有罪を主張する"反論しにくい"雰囲気の中で、ただ1人無罪に投票します。被告の少年がスラム街に住んでいることが判断に大きく影響していたのでは ないかと考えた陪審員8番は、「偏見はいつも真実に影を曇らせるものだ」と有罪を簡単に決めてしまうことを拒み、感情ではなく論理的に検証していこうとし ました。裁判員制度は日本でも始まっています。選ばれた人が責任の重さに耐えられず辞退する人も多いとも聞きます。 同調圧力も強いし、自己主張が苦手な日本が制度をうまく運用できているのかなと心配にもなりました。ヘンリー・フォンダだけでなくリー・J・コップ、エド・ベグリー、E・G・マーシャルなどの共演者の演技も素晴らしいのですが、圧倒的に脚本の力だと感じる映画です。日本でも何度か舞台化、映画化されています。舞台や映画に係わる人にとって一度は取り組んでみたいと思わせる脚本なのでしょね。

190727第44回「麗しのサブリナ
多 くの人々を魅了した、永遠の妖精オードリー・ヘプバーンによるロマンチックコメディー。「ローマの休日」に続くヘプバーンのヒット作。 名匠ビリー・ワイルダーがメガホンを取り、大富豪の兄弟と、美しく変身したお抱え運転手の娘との恋を描く。ハンフリー・ボガート、ウィリアム・ホールデン という大スターが競演。シックなドレスやサブリナパンツを着こなすオードリーのファッション映画でもあり、そして彼女のキュートな魅力に溢れた映画でし た。パーティシーンのドレス姿は特筆ものですね!!。

190629第43回「蒲田行進曲
ヤクザ映画の神:深作欣二監督が、つか流人情コメディも無難に撮れることを証明してみせた喜劇映画の傑作。撮影所を舞台に、スターと大部屋俳優の男、そして落ち目の女優の奇妙な人間関係を軸に、撮影所の舞台裏を織り交ぜて描いたちょっと辛口の大ヒット人情喜劇。風間杜夫と平田満との台詞のやりとりが小気味良く、ヤクザ映画の深作監督らしく展開がスピーディーで、迫力ある出来栄えです。この頃の松坂慶子の美しさは、彼女のキャリアの中でも絶頂期だったかも。参加者の反応はエンドロールが始まるときに判りますが、この作品でも皆さんが座ったままで思わず拍手が湧きあがりました。  

190525第42回「荒野の決闘
今回はジョン・フォード監督作品の西部劇映画の中でも『駅馬車』と並んで、最高傑作と評されている作品で、『駅馬車』の動に対して静の西部劇との声もあります。「OK牧場の決闘」、「墓石と決闘」や「ツムストーン」など、同一事件を扱った他の映画とは違い、アクション映画というよりも、ドラマとしての色彩が強い作品です。 東部から恋人の跡を追ってきたクレメンタインの想いと、ドク・ホリディの心情、その情婦チワワのやりきれなさ、クレメンタインに対するワイアット・アープ の淡い恋心等を絡めて、西部開拓時代の様子が風情豊かに描かれています。殺された弟のペンダントをチワワが着けていたことを見つけた後からの、急展開と金 塊輸送を護衛するドク・ホリディの馬車の疾走とアープが交換用馬を連れて馬で追いかける場面が交錯する展開は、モノクロならではの迫力とスピード感溢れる名場面です。この場面は、後年ジョンフォード作品に魅せられた黒澤明が「七人の侍」で雨中の戦闘や馬が巻き上げる土埃のシーンに取り入れ、緊迫感と迫力に溢れた名シーンに仕上げています。映画がモノクロからカラーに移り変わっても、モノクロの迫力に追いつかないのは、残像が消えないうちに次の場面が重なることによるスピード感、迫力のせいなのかな〜。

190427第41回「地下室のメロディー
ジャン・ギャバンとアラン・ドロンの2大スターが共演した犯罪アクション。五 年の刑期を終え出所した老ギャングのシャルル。彼は青年フランシスと組み周到な計画を立てて、再びカジノの現金を強奪する。そして、計画は成功したかに思 えたが……。何度か観ているのでラストシーンは判っていましたが、テンポが良いので、つい引き込まれてしまいました。聞き覚えのあるモダンジャズ、洗練さ れたモノクロ映像、カラッと乾いた空気感、鏡ごしの気の利いた構図。1人のそのそと歩く重厚感満載のジャン・ギャバン。対するアラン・ドロンは付け入る隙 のない色男。若く油乗った全盛期のドロンと渋い声が際立つ晩年のギャバンの組み合わせがすはらしい作品となっています。そして、モノクロ、字幕でなかったら、いかにもフランス映画らしいセンスとフィルム・ノワールの世界にはならなかったでしようね。近頃は吹き替えで公開される映画が多くなってしまったことが、とても残念です。

190323第40回「アメリカン・グラフィティ
ルー カスが青春時代を過ごした1960年代のモデストを舞台に高校生時代の体験を映像化した作品。青春時代のエピソードが、タイトル通り落書き(グラフィ ティ)のように綴られる。ラジオ局のジングルが聞こえ、夕暮れ空やネオンサインに輝くドライブインが映し出される。そして、突然ビリー・ヘイリーの 「Rock around the Clock」が流れ出す。夜明けまでロックンロールで踊り明かそう!、映画はこうして始まる。使われている楽曲も筆者の世代にピッタリでついつい、足元 はステップを踏んでいました。プラターズもいいね〜、会話の中でも、歌手で俳優でもあるコニー・ランシスや女優のサンドラ・ディ等の名前も出てくるし、とても楽しい映画でした。今回はいつもの最終週でなかったことや、肌寒い雨模様の天候のせいなのか、参加者が少なかったことが残念です。

190223第39回「男はつらいよ 柴又慕情」
初めての"寅さん"映画です。地上波BSでシリーズ全作品を放送中でもあり、参加者が集まるのか心配でしたが、初参加1名を含め、7名でした。今回の"柴又慕情"はシリーズ中でも名作として評価されている作品です。シリーズとしても、寅さんとしても、渥美清が最も油が乗っている頃です。共演者も思わず笑ってしまっているように感じられる歯切れの良いタンカ売や演技にも随所にアドリブを挟んでいるように感じられました。安心して観ていられる作品ですが、マドンナの吉永小百合は20代後半の若さですが、シリーズ初登場のせいもあるのか、まだまだ日活映画時代からの硬さが感じられ、大人の色気にはまだまだ物足りないですね。

190126第37回「ダイヤルMを廻せ」
毎回参加者が多いヒッチコック作品で
す。ヒッチコックがお気に入りだったというグレース・ケリーを初めて起用した作品でもあり、グレース・ケリーはこの後、「裏窓」「泥棒成金」に出演しています。

190117臨時開催 第38回「続・青い山脈」
前回上映時使用したDVDは前編(新子の編)のみが収録されたものでした。NHK-bs103放送されたもので、「前 編」の表示も無かったので、全編の画像と思って開催案内をしていいましたので、参加者にはご迷惑をお掛けしてしまいました。インターネットで調べてみた ところ、この映画は前編が1949/07/19に【青い山脈】として公開され、後編は一週間後【続青い山脈】のタイトルで公開されていました。後編の【続 青い山脈】と併せた「前後編」のDVDをネットで購入し、今回の「臨時開催」に至りました。前回参加者は12名でしたが、木曜日開催の影響なのか、今回 は5名だけでした。タイトルと原節子の作品として有名で、幾つかある同名作品と比べて秀作との評価ですが、いかにもの時代を感じさせる "かったるい"展開と"時代がかった"台詞回しに退屈を感じてしまいました。  

181230「シネマクラブ活動報告」
1.「シネマクラブの活動報告」を行いました。 1月の「シネマクラブの開催案内」の裏面を使ってクラブの活動報告を致しました。内容は、活動概要、活動経費、活動実績と「シネマクラブ」への参加のお誘いなどです。    
「シネマクラブの活動報告」は
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181229第36回「青い山脈」
タイトルだけは有名で知ってはいたのですが、原作も読んだこともなく、見たことのない作品でした。 石坂洋次郎の小説「青い山脈」の映画化、1949年の作品。原節子がここで演じるのは、戦後も残る封建的な考え方に新風を起こすべく奮闘する英語教師。 「女が女らしくというのは男の人の都合にすぎなかった」と強く主張し、戦後、解放された新しい時代を生きるようとする姿をい演じています。上 映開始後、残り時間が30分を切っても、時代を感じるゆったりした展開は変わらず、ドラマとしての山場はどこから始まるのだろうかと不安を感じ始めたこ ろ、残り10分を切り、主人公一人である校医がトンネル内で暴漢に襲われる場面で、「青い山脈 新子の巻 終」とエンドロールが流れ、参加者も呆然として いるうちに終了してしまいました。上映後のコーヒーを飲みながらのミーティングでも、皆さんが 予定した上映時間内で、終了すると思っていたようでした。世話役として事前に再生確認しなかったことは大反省です。使用したDVDはNHKbs103で 放送されたものです。番組タイトルにも「新子の編」とか「前編」の表示も無かったので、時間内に終了するものと思っていました。 インターネットで調べて みたところ、この映画は前編が1949/07/19に【青い山脈】として公開され、後編は一週間後【続青い山脈】のタイトルで公開されていました。後編で ある【続青い山脈】をネット通販で購入後、「臨時映画会」を開催することとしました。 

181124第35回「七年目の浮気」
マリリン・モンロー主演映画の上映2作目です。第26回「お熱いのがお好き」上映前は女性の参加が減るのではと心配していましたが、以外にも女性の参加が多く、モンローの明るいキャラクターは女性にも抵抗が無いようなので、今回はこの作品を選びました。ブ ロードウェイ舞台劇をビリー・ワイルダーと共同脚本で映画化。恐妻家の中年男が、結婚七年目の浮気心を抱いたことから巻きおこる騒動を描いたコメディ。マ リリン・モンローが地下鉄の通気口に立ち、白いスカートがふわりと浮き上がるシーンは映画史上に残る有名なシーンです。誰もが一度は見たことがあるので は!。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番も有名で、面白い使われ方です。雑誌社に勤めるリチャー ドの妻子が、バカンスで家を空けることになった。ここでマリリン・モンロー演じるブロンド美女が現れる。人懐っこく、天真爛漫、そして美しいと来たらさす がのリチャードも理性が揺らぐ。結婚7年目にしての「カユミ」が「The Seven Year Itch」、そして邦題「七年目の浮気」という結構オシャレなタイトルがピッタリのマリリン・モンロー映画です。

181027第34回「波止場」
E・カザンの演出で知られる名作。1954年度のアカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞など8部門を受賞したが、その主演男優が当時30歳のマーロン・ブランドです。設定を"門司港"、主演を"高倉健"に置き換えれば
、日本の任侠映画になるようなストーリーです。判りやすい内容ですが、悪徳組合長のリー・J・コップ、牧師役のカール・マルデン等の脇役や、迫力あるカメラワークと相まって素晴らしい作品に仕上がっています。 カール・マルデンは後年、ブランド主演西部劇「片目のジャック」でも共演しています。翌年カザンからのオファーを断ったブランドの後釜で「エデンの東」に主演したジェームズ・ディーンがトップスターになりました。マーロン・ブランド主演だったらどんな作品になったのか、興味深いですね。物まねだといわれたポール・ニューマンも後に、大スターとなるなど、同世代の若手俳優にも大きな影響を与えた作品です。

180929第33回「真昼の決闘(ハイヌーン)」
フ レッド・ジンネマンが監督した西部劇。1870年、ハドリービルという西部の小さな町。結婚式を挙げたばかりの保安官ウィル(ゲーリー・クーパー)の元 に、かつて逮捕した無法者の帰還の知らせが入る。様々な思いの末、彼らとの対決を決意する、ウィルだったが、戦いに否定的な新妻エミー(グレース・ケ リー)は一人町を去ろうと駅へ向かう。ウィルは協力者を求めて、炎暑の町を歩き回るが、臆病で利己的な住民たちはその門を閉ざす。やがて正午となり、駅に 列車が到着、エミーが乗り込むと同時に、ウィルへの復讐を誓う無法者が降り立った……。劇中時間と実上映時間をシンクロさせた事も、作品を貫くリアリズ ムに貢献している。気品漂う美しいグレース・ケリー、逞しいゲーリー・クーパーもいいが、トーマス・ミツチェルのキャスティングが素晴らしく、主題曲の 『ハイヌーン』も印象的でした。

180826第32回「第三の男」
第 二次大戦直後のウィーンを舞台にしたフィルムノワールと呼ばれるジャンルの映画。ウィーンは米英仏ソの四か国による分割統治下にあり、現地で活躍している はずの親友を訪ねてきた主人公が、実は闇の世界で犯罪に手を染めた親友を追い詰めていく話です。親友の葬式場面、交通事故現場に
は第三の男が いたはず、親友の恋人アリダ・ブァリと主人公のやり取りなどの流れにやや冗長感を持つ頃に、埋葬が身代わりだったと判り「第三の男」オーソン・ウェルズが 現れる頃からが、急展開で一気に盛り上がます。曲がった暗い夜道の先から大きな影が現れ、酔っ払いが風船を掲げて通り過ぎる場面、猫を上手に使った親友 との出合場面、大観覧車でのやり取り、下水道の追跡場面、ラストシーンの並木道でのすれ違い等々、映画史に残る名場面と随所に挟まれるアントン・カラスの チター演奏が素晴らしい映画でした。映画はやっぱりモノクロ、字幕に限るとも感じた名作でした。

180728第31回「雨月物語」
関 東直撃の情報もあった大型台風12号の影響で昼頃から大雨の予報でした。中止も考えましたが、一般的な進路とは逆方向の紀伊半島面に向かっているとのこと で、予定通り開催しました。心配した通り参加者は会館の近所に住む方々8名でした。上田秋声の怪奇物語集「雨月物語」の中から
「浅茅が原」と「蛇性の淫」を合成、改変されたストーリーです。黒澤明の「羅生門」と同様に海外で高い評価をうけた作品です。モノクロ画面が効果的な時代劇で、海外での評価が高いグランプリ女優といわれていた京マチ子が美しさが際立ちます。上映中の猛烈な雨が、帰りがけ一旦小止みになった時に、急いで解散帰宅しました。

180630第30回「禁じられた遊び」
90分足らずのモノクロ・フィルムにこめられた、美しく悲しい反戦への静かな訴えです。反戦映画というより、子供たちの禁じられた遊びや、無邪気さが暗に 戦争批判している上手い映画です。ナルシソ・イエペスの切々と鳴り渡るギターのメロディも涙腺を緩ませる大きな力になっていました。


180526第29回「フィールド・オブ・ドリーム」
野球を題材に、60年代をキーワードとして夢や希望、家族の絆といった、アメリカで讃えられる美徳を描き上げたファンタジー映画です。 ある日「それを作 れば彼が来る」という“声”を聞いた農夫が、とうもろこし畑を潰して野球場を造り始める。ある日の晩、娘が夕闇に動く人影を球場にみつける。それは “ブ ラックソックス事件”で球界を永久追放され、失意のうちに生涯を終えた“シューレス”ジョー・ジャクソンだった・・・。過去と現在を行き来する物語で、 野球場を作った後、かっての活動家や、一人前になれなかった野球選手を尋ね歩く旅に出る。主人公(ケビン・コスナー)と父親との間にある失望感、不信感の 裏側を理解し、修復するための、ロードムービーでもあります。
永久追放された失意の野球選手の姿を借りた、父と子が絆を取り戻す物語でした。

180428第28回「知りすぎていた男」 
数あるヒッチコック作品の中でも、名作の一つです。子供が誘拐されるという 深刻なお
に も関わらず、ユーモアたっぷりで、いかにもヒッチコックといった出来栄えです。ドリス・ デイの歌う主題歌「ケ・セラ・セラ」が重要な鍵となっています。この名曲は今でも頻繁にテレビ番組のBGMやCMにも使われており、この映画を知らない世 代にもおなじみです。上映後、会場の片付けしながら、思わず口笛が出てしまいました。エンドロール中に、参加者から思わず拍手が出ておりました。

180331第27回「死刑台のエレベーター」 
今回はヌーベルバーグの巨匠ルイ・マルが25歳の若さで手掛けた監督デビュー作です。フランス映画界を代表するジャンヌ・モローとモーリス・ロネ。モダンジャズの帝王マイルス・デイヴィスによる即興演奏が素晴らしく、又、モノクロ映像がジャズの雰囲気にもピッタリはまって、ストーリーに緊迫感をもたらしていると感じます。フランス映画らしい良品でした。


180224第26回「お熱いのがお好き」 
今回はマリリン・モンローのコメディでした。男性人気は間違いのないところですが女性受けはどうかと、多少の心配もありましたが、思いの外の参加者でした。
禁酒法時代のシカゴ。失業中のジャズマン、ジョー(トニー・カーティス)とジェリー(ジャック・レモン)が ギャングによるセントバレンタインの虐殺を偶然目撃する。姿をギャングに見られて追われる身となった。2人は、女装して女だけの楽団に潜り込んだ。ジョー はジョゼフィン、ジェリーはダフネと名前を変え一行はフロリダへ向かう。2人は楽団のボーカル兼ウクレレ担当のシュガー(マリリン・モンロー)と仲良くな るが、ジョーは女装しているにもかかわらずシュガーに一目ぼれしてしまう。ギャングからの逃亡などスリリングな場面もあるのですが、それが最高のコメ ディになっています。映画団体(アメリカン・フィルム・インスティチュート ) 選出の“ベスト・ハリウッド・コメディ100”の第1位作品です。マリリン・モンローの歌の代表作といえば、この作品で歌われる「I Wanna Be Loved By You」です。鼻にかかった甘ったるい歌声で囁くように歌う姿が何ともチャーミングで、後年、ケネディ大統領の誕生日パーティーでも歌っていましたね! 

180127第25回「羅生門」
日 本映画として初めてヴェネツィア国際映画祭金獅子賞とアカデミー賞名誉賞を受賞し、黒澤明や日本映画が世界で認知・評価されるきっかけとなった作品。芥川 龍之介の短編小説「藪の中」と「羅生門」を黒澤明と橋本忍が脚色しています。舞台は平安時代の乱世で、ある殺人事件の目撃者や関係者がそれぞれ食い違っ た証言をする姿をそれぞれの視点から描きいています。大雨の降る羅生門で、志村喬の農夫(猟師)、僧侶、盗人?上田吉次郎が狂言廻しとして納得がいかない殺人事件について語りあうところから始まります。検非違使による聞き取り場面は武士を殺したならず者・三船敏郎、殺された武士の妻・京マチ子が証言する場面まではセリフが聞き取り難く、今一つ入り込めない展開でしたが、殺された武士が呪術師(いたこ)に乗り移って証言するするあたりから、ぐんぐん引き込まれてしまいました。それぞれ食い違う証言は、各人が意識せずとも自分にとって都合よく考え、立ち回った結果生じるのですが、こんなことは洋の東西を問わず、昔も今も繰り返されている、ありふれたことな のだと狂言回しに語らせます。同じテーマ(リメーク?)で後にポール・ニューマン主演の西部劇か゛ありましたが、監督や脚本家にとって魅力のあるテーマ なのでしょうね!。シェークスピア舞台劇のようなシーンの切り替わりと、狂言まわしによる展開はモノクロ映像がより効果を上げているようで、ヨーロッパ で評価されたのも肯けます。素晴らしい映画でした。空調を入れても足許がぞくぞくする、大雪の後の厳しい冷え込みでしたが、参加した皆様も満足していただけたと思います。  

171226「シネマクラブ活動報告」
1.「シネマクラブの活動報告」を行いました。1月の「シネマクラブの開催案内」の裏面を使ってクラブの活動報告を致しました。内容は、活動概要、活動経費、活動実績と「シネマクラブ」への参加のお誘いなどです。    
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171223第24回「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
ロバート・ゼメキス監督、マイケル・j・フォックスのSFアドベンチャー「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でした。80年代半ばの作品で、クラブとしては比較的新しいものでしたが、大ヒットした作品でもあり、平均的な参加者を想定していましたが、残念ながら参加者は6名でした。午前中に行われた、別クラブの納会と重複しているメンバが多かったことも影響があったのかもね!。会館の空き状況も考えなければなりませんが、来年12月の開催日は要検討ですね。映画自体はスピルバーグ総指揮らしく、楽しい、いかにものハリウッド作品です。50、60年代サウンドが盛りだくさんの体育館のパーティー場面では、思わず体が動き、踊れもしないのに、ステップを踏んでしまいました。

171125第23回「カサブランカ」
今回は「君の瞳に乾杯」のセリフで有名な「カサブランカ」でした。女性の参加が多いと予想はしていましたが、13名で、男は2人だけでした。戦火近づく’40年の仏領モロッコ、カサブランカは、自由を求めて渡米しようとする人々で溢 れていた。ナイトクラブを経営するリックの元へ、ナチの手を逃れてここまでやって来た抵抗運動の指導者が現れる。だがその人物の妻は、かつてパリでリッ クと恋に落ちたイルザだった。言わずと知れたアメリカ映画の古典的作品です。数々の名セリフ、名曲「時の過ぎゆくままに」の使い方等、恋愛映画ではありますが、背景にある「レジスタンス運動」が全編に緊張感を感じさせる素晴らしい作品です。バーグマンももちろん素晴らしいのですが、憧れのボガードはやっはり良いね!。

171028第22回「荒野の七人」
黒澤明監督の『七人の侍』の舞台を西部開拓時代のメキシコに移して描いたリメイク映画。ストーリーは「七人の侍」とまったく同じです。黒澤明自身がジョン・フォードの西部劇を意識して「七人の侍」を作ったともいわれていますが、完全に西部劇として成り立っていますし、ガンマン七人の個性が際立つシナリオとブリンナー、マックィーンだけでなく全員が素晴らしい 出来です。エンディングの志村喬のセリフ「最後に勝ったのは農民達だ」もブリンナーに言わせています。この後、続編が何作も作られましたが、全てが駄作と言っても間違いはありません。 ブリンナー、ドイツの若手として活躍していたホルスト・ブッフホルツを除けば、テレビ「拳銃無宿」のマックイーン、ブロンソン、コバーンも当時は無名でし たが、後にハリウッドの名優と呼ばれる男達の出世作です。この後ロバート・ボーンはテレビ番組「0011ナポレオン・ソロ」にも出ていましたね!

170923第21回「ひまわり」
ソ フィア・ローレン(ジョバンナ)、マルチェロ・マストロヤンニ(アントニオ)の2大スターが主演。出征した夫を探してイタリアからソ連へ向かった妻 と、国へ戻らなかった男の悲哀を描く。音楽をヘンリー・マンシーニが担当し、数多くの映画音楽を担当した彼の作品の中でも特に評価は高く、主題曲は世界中 でヒットした。
タイトルバック、エンディングでの地平線にまで及ぶ画面一面のひまわり畑の映像は、同じ場所を雪中で退却する過酷な場面との対比で、平和な光景とも映るし、戦争をする人間の愚かさを笑っているようでもあり、単に美しい映像で終わらない素晴らしい映像です。
前 半の結婚して幸せな日々を送る二人の生活場面から、第2次世界大戦が勃発し、アントニオがソ連の最前線に送られることで急展開します。終戦後、帰らない夫 を探しにソ連を訪れる後半から、急激に緊張感が高まります。ジョバンナは、命を救ってくれたロシア人女性マーシャ(L・サベリーエワ)の間に家庭を築いて いたアントニオと再会する。赤ん坊の泣き声や、みすぼらしい住居から集合住宅(多分、当時は一段階生活レベルが上がることをなる)に引っ越す場面を入れ ることで、すでに生活基盤ができていることが描かれます。失望し、逃げるようにジョバンナは
イタリアに戻ることになります。数年後、もう一度やり直したいとアントニオが訪ねてくる。今度は結婚した年下の若い男との間に生まれたジョバンナの赤ん坊を登場させることで、戦争で引き裂かれた二人が、夫々の生活に戻っていくことしか選択肢がないこと、それが現実に掴めるの幸せであること
を描いています。
ソフィア・ローレンは大づくりの激しい演技をする女優との印象を持っていましたが、イタリア映画らしくない全体に抑えた演技が、戦争の悲惨さを際立たせていると感じます。リュドミラ・サベリーエワもいいですね! 今回は定例の月最終週の予定が、会場の都合で変更になりました。人が集まるか心配しておりましたが、参加した皆さんの感想も良かった様です。

170827第20回「陽のあたる場所」
貧しい家に育った青年 ジョージ(モンゴメリー・クリフト)は、富豪令嬢のアンジェラ(エリザベス・テイラー)との結婚の約束を取り付けるに至る。一方では以前から付き合ってい たアリス(シェリー・ウィンターズ)という身寄りのない娘とも深い仲にあり、彼女から妊娠を告げられたジョージは、彼女を殺そうとするが……。若かりし日に観た時の印象は湖での殺人?、事故?場面の印象しかなかったのですが、階級社会で、女を足掛かりに上流社会に上りつめることを夢見る青年を描いた作品でした。戦後アメリカの経済成長に裏打ちされた良き時代の映画なのかもしれませんが、階級社会への反発や現実との絶望感に苦悩、葛藤する青年の物語というよりも、殺意をめぐる良くできた法廷劇の印象です。検事役としてレイモンド・バーが出ています。「裏窓」の犯人役もよかったですが、法廷場面での迫力ある演技を見ると、後年テレビ映画での「ぺりー・メイソン」の弁護士、「鬼警部アイアンサイド」での活躍も頷けます。
 
170729第19回「鉄道員」
監督を兼ねた主役のピエト ロ・ジェルミが頑固な父を見事に演じており、それを取り巻く助演陣も皆、見事な役どころを演じています。姉と兄、父との間を繋ぐ、狂言廻しのような役割 のサンドリーノを演ずるエドアルド・ネボラが素晴らしい子役振りを発揮しています。母親役のルイザ・デラ・ノーチェの抑えた演技は、かっての日本映画に多く描かれていた母親像と少しの違いもありません。静かに死を迎える場面の描き方もイタリア映画らしく、モノクロ映像が余韻を残す効果を発揮していると感じました。中学生の頃にこの映画を見たとき以来、私のお気に入りのシルヴァ・コシナがとても魅力的です。きっと大女優になると思っていたのですが、この他に、これといった作品がないことがとても残念です。
  
170624第18回「天国と地獄」
黒澤明のサスペンス現代 劇。前半はほぼ部屋の一室内で繰り広げられる行き詰まる展開。次から次へと会話の応酬で気を抜けません。列車内のシーンは語り草になっているだけあって迫 力ありますし、鉄橋を利用した現金受け渡しのシーンは秀逸です。参加の皆様も、息を止めて、身動きできないような張り詰めた様子で見入っていました。監 督、脚本の力はもちろんですが、一発撮りで、取り直しできない緊迫感が伝わるカメラワークも素晴らしい出来です。今は取り直しが簡単なビデオ撮影や、どうにでも細工できるCG処理が多く、カメラマンの必死さが画面から伝わりにくくなっているのかも知れません。固定電話、公衆電話逆探知するための機器新 幹線車内に電話を掛ける仕組みなど現在の情報社会とは隔世の感がありますが、サスペンスとして少しもマイナスになっておりません。犯人が判って、追い詰め られてゆく展開までは素晴らしい出来ですが、エンディングが今一つです。高台の邸宅に住む金持ちと犯人の古くて狭いアパート暮らしの貧乏インターンとの対 比がタイトルの「天国と地獄」だとしても、犯行の動機としては希薄に思えます。原作がエド・マクベインということで、欧米の一般人が感じる階級社会(今でいうところの1%の金持ちと 99%の貧乏人)への絶望感がベースに有るのかもしれませんが、黒澤監督ならそこをなんとかね!

170527第17回「裏窓」
初めてのヒッチコック作品です。お気に入りの金髪美女、グレース・ケリーのファッションだけでなく、作品全体に流れるおしゃれな雰囲気やジェームズ・スチュワートの洒脱な持ち味もあって、舞台劇のようなシナリオですが、緊張感もあり良くできた作品でした。何度も観ていますが、年齢のせいか、派手なアクションもショッキングなシーンも無い、安心して観ていられるこんな映画が良いですね。

170429第16回「狼の挽歌」
ブロンソンのアクション作品です。この手の映画の上映は初めてで、参加者が集まるかを心配して いましたが、杞憂でした。舞台はアメリカですが、登場人物やストーリー展開がいかにもの緩さで、イタリア映画らしいアクション作品です。 導入部のカーアクションは時代を感じますが、爆発、炎上や拳銃乱射のCG映像ばかりの最近のハリウッド映画より、迫力はあるかも!。

170325第15回「リオ・ブラボー」
開催チラシの惹句「理屈抜きの楽しい西部劇」とおりでした。単純な筋、「皆殺しの歌」のトランペット、ディーン・マーチンの「ライフルと愛馬」、リッキー・ネルソンのギター、ウォルター・ブレナンのハーモニカ、みんなgoodでした。西部劇は男性向きとの先入観がありましたが、以外にも参加者の半分は女性で、西部劇好きも多いようです。

170225第14回「ニュー・シネマ・パラダイス」
開催チラシで「ミニシアター文化の頂点に立つ名作」との惹句を掲げましたが、知名度の低い作品で、ジャック・ペラン以外は殆ど知られておらず、人が集まるか、心配していましたが、杞憂でした。お金をかけなくても好いものは作れるのですね!参加者の評判も上々でした。単一映画館での27万人が観たという興行成績の記録もうなづけました。CGを駆使したドンパチや単純な正義感、アクションで観ているだけで疲れてしまう最近のハリウッド映画と異なり、ヨーロッパ映画らしい良質な小品といったところで、お勧めしたい名作でした。

170128第13回「もののけ姫」
初めてのアニメ映画、なじみのあるスタジオジブリの作品でした。参加者が集まるか心配でしたが思いのほか、受け入れられていたようです。作品して高く評価されておりますが、観た後のわだかまりや、すっきりしない印象は、どぎつい絵と不要な戦闘場面が多すぎるのかもね!

161227’16冬休み子供シネマ
12月27日(火)に予定した子供シネマは、残念ながら子供達が集まらず中止としました。短期間の冬休みでは多くの参加は難しいかもと、懸念していた通りでしたが、セロは想定外でした。当日の冷たい雨のせいも多少はあったかもしれませんが、年末年始休暇前の平日は出かけている子供が多いのかもしれません。 今後の開催方法は要検討ですね。 

161224第12回「駅馬車」
1880年代の西部を舞台に、アリゾナからニューメキシコへと疾走す る一台の駅馬車を描いたジョン・フォードの痛快西部劇。医者、商売女、酒商人、銀行頭取、大佐夫人、賭博師、保安官、御者、それにお尋ね者のリンゴー・ キッドを加えた8人の道行きを、短い場面やセンテンスに凝縮させた脚本の巧みさ。そして、クライマックス、ダイナミックかつスピーディに展開されるアパッ チの襲撃シーンの凄さは何度見ても素晴らしい迫力です。アパッチの襲撃から逃れて街に辿り着いた時点で一旦弛んでしまいかねないところから、その後の決闘シーンに繋げる流れは、さすがに黒澤明が憧れていたという、ジョン・フォードで更に張り詰めた緊張感に瞬きもできませんでした。以前は気が付かなかった、出産場面後に暗い通路を歩く「ダラス」の後を追う「リンゴー」のシーンや、最後の決闘で、陰から始まる人の動きなどカメラワークも素晴らしいものでした。後年、「七人の侍」の土砂降りの雨中の戦闘シーンや、「用心棒」での埃舞う強風の中の決闘など黒澤作品に影響を与えただろうと感じる場面が多々ありました。   

161204「シネマクラブ活動報告」
1.「シネマクラブの活動報告」を行いました。 12月の「シネマクラブの開催案内」と「冬休み子供シネマ」開催案内回覧の裏面を使ってシネマクラブの活動報告を致しました。内容は、クラブの活概要、活動経費、活動実績、「シネマクラブ」への参加のお誘いなどです。 「シネマクラブの活動報告」は →ここをクリックください。

161126第11回「生きる」
主 人公である市民課長が癌に侵され死の恐怖に脅え、救いを求め、ついに市民公園を作る決意をする前半と、通夜の席上で彼の取った行動について部下や関係者が 回想を交えて語り合う後半という構成になっている。余命いくばくもないことを知った人間の恐怖と、それから逃れるために何かに縋りつきたい思いを志村喬 の名演で描かれている。癌が治る病気になってきた現代から見ると公開された当時の恐怖感、絶望感を共有することは出来ませんが、いざとなったときに人は 何を考えるか、何を信じるのが、何を目的に生きるのかを考えさせられました。 まさに、”生きる”ですね。志村喬の力のない”かすれ声”は演技上、重要 なことですが、聞き取りにくい劣化した音声のせいもあって、細部が理解できない箇所も多々ありました。数十年前のビデオ録画時に同じ映像を見た時には理 解できていたはずなのに、耳が悪くなったか、頭の回転が劣化したのかもね!。救いを息子に求めても得られず、遊興に気を紛らわそうとするが、虚しさは募る ばかり。人は一人では生まれて来ませんが、生老病死、人はひたすら死に向かって孤独に生きる定めであることを再認識させられます。後半は公園ができる までの上役や同僚の行動と、結果に対する評価がどんどん、実態とかけ離れていく過程を役人根性にかぶせて強調されます。身近にもよくある話ですが、組織に飲み込まれ、時とともに真実が忘れ去られていくことの虚しさを感じざるを得ません。公園のブランコに乗って、「ゴンドラの唄」を口ずさむシーンは虚しさだけでない何かを感じさせてくれます。

161029第10回「エデンの東」
十 代の頃に見たときは、主題曲と上目づかいでオドオドしたジェームス・ディーンの印象しかなかったのですが、エンドロールが流れる中で参加した皆さんから拍 手が出る映画でした。年を重ねた今見ると、少々ひねくれた、幼い面がみられる設定の主人公を、内心は気にかけながら、社会的な責任やプライドを息子に見せ なけれはければという、父親の気持ちで見ていた気がします。アメリカが理想に燃えていた時代背景やキリスト教が背景にあると思われるモラル感に多少の抵抗 を感じますが、親子の愛、兄弟の葛藤など、今でも「カインとアベル」の話を下敷きにしたTVドラマも沢山あるので普遍的なテーマなのでしょうね。聖書にな じみがないので、今ひとつ理解が足りないのかもしれませんが、いい映画でした。   

160924第9回「ティファニーで朝食を」
一 般的な評価はおしゃれで小粋なロマンティック・コメディ。巻頭の夜明けのニューヨーク。ここで奏でられる「ムーンリヴァー」の心地良さ。ティファニーの前 でヘプバーンが一口齧るクロワッサン。何も語られていないが、これだけでこの先に期待を持たせる導入部。しかし、この先の展開がいかにも散漫でヘップ バーンのファッションセンスに助けられたプロモーションビデオといった印象です。以前何度か見ているはずなのに少し期待外れでした。特にパーティシーンのだらだらとした展開と長さ、以前は気にならなかったが、度々出てくるミッキー・ルーニー演じるメガネで出っ歯でカメラのステレオタイプのとんでもない日本人等々。原作者カポーティは、マリリン・モンローを主役にすることを条件に、映画化を了承したが、モンローは、娼婦役を演じることが女優としてのキャリアにマイナスになると考え、出演を断ったとのこと。モンロー主演だったらどんな映画になっていたか興味深いですね。   

160827第8回「老人と海」
ヘミングウェイ小説の映画化。老人と子供、マカジキとの長い格闘、サメとの対峙と残酷な結果を描いているだけなのに、原作の力とスペンサー・トレーシーの演技で、心に残る素晴らしい映画でした。若い時に観た印象よりも数段上の出来栄えです。年齢が作品の良さを理解させるのかもしれません。サメが現れるシーンや海中映像、効果音の使い方等、後年「ジョーズ」を作ったスピルバーグにも大きな影響を与えたことが容易に想像出来ました。ネットで検索した映画批評にこんな一文がありました。少年にとって老人はあこがれ、尊敬の対象であり、老人にとって少年は救い、慰みそのものだ。老人はかつて少年だったし、少年はいつか老人になる。両者は裏 表の関係だ。共に貧しく、命がけで漁に出る海の男だからこそ、世代を越えた絆で結ばれるのだ。二人は貧しいが、決して不幸ではない。相手を思いやる、豊か で暖かな心に包まれているのだから。旅行者は皮肉にもマカジキの骨をサメの骨と勘違いする。自然と対峙せずに生活する文明社会の人間にとってマカジキとサメの違いはない。だが文明生活からは、真の生きる悦びは得ることはできない。

160821’16「夏休み子供シネマ」
子供向け映画会、子供会との共催も初めての試みでしたが「夏休み子供シネマ」を開催しました。参加者は子供13人、保護者12人でした。子供会役員の方々とスケジュール、広報方法、経費負担、役割分担等々の事前打ち合わせを行い、最後に子供会で上 映タイトルを決めていただき、開催にこぎ着けました。当日は開始10分前になっても子供会役員とその子供しか集まらず、今回の試みは失敗かと不安になり公 園前まで様子見に出たところ、彼方此方より小さな子供と保護者の歩いて来る姿をみて胸をなで下ろしました。開始時には期待していた参加者数がとなりまし た。今回は上映タイトルが「しまじろう」で未就学児、低学年向けでしたが、”もう少し上の年齢層向けのタイトルも必要かな?”と感じました。    
 
160730第7回「ゴッドファーザー」
アカデミー賞において作品賞・主演男優賞・脚色賞を受賞し、1990年にはアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録された名作です。アメリカン・マフィアのドン役、マーロン・ブランドの油の乗り切った圧倒的な演技とドン亡き後、後継者になって行く過程で自信に満ちた表情にどんどん変わっていくアル・パチーノの演技も素晴らしいものでした。残酷なシーンが多く、上映時間も長いことから、参加した皆さんの反応が気になっていましたが、十分楽しんでいただけた様子でした。

160625第6回「グレン・ミラー物語」
今回は音楽映画の傑作「グレン・ミラー物語」でした。前半は.ルイ・アームストロング、ジーン・クルーパー等との共演に、楽団結成後の「ムーンライト・セレナーデ」、「ペンシルバニア6−5000」、「イン・ザ・ムード」、「チャタヌーガ・チュー・チュー」、「真珠の首飾り」、「茶色の小瓶」などのグレン・ミラー・サウンドの連続に思わず体が動き、足元はリズムをとっていました。以前見たときは入隊後の描き方にマイナスを感じていましたが、久しぶりに見ると”これはこれで”良いのかもね!

160528第5回「無法松の一生」       
1.第5回は’58製作の日本映画「無法松の一生」です。初めての邦画です。
   人数がどう変化するか気になっていましたが
参加者は13人でした。
   運営方法を一部変更した効果か、開催案内の全世帯配布によることかは明確では
   ありませんが、とりえず一安心です。
2.事務経費の支払いについて 
   開催案内の回覧文書と掲示文書は町会のコピー、ラミネート機器と東部公民館の
   印刷機を利用しております。以下の通り
部費、参加費から支払いました。    
 @町会への支払い
    5,120円
  ・1月〜4月分として 4,736円
  ・回覧物  A4モノクロ   5円×100枚 500円
  ・掲示物
  A4カラー    30円× 18枚 540円
         A4ラミネート  12円×12枚 144円       月計1,184円×4=4,736円
  ・5月分として      384円(回覧物は公民館で印刷)
  ・掲示物  A3カラー 40円×6枚 240円(A4の2枚組を拡大コピー後、分割)
         A4ラミネート  12円× 12枚 144円          月計      384円      
 
 A5月分回覧物として    1,144円
  
・A4用紙代          248円(500枚)×3部  744円
  
公民館への支払い      印刷代     400円(1,370枚)
 ※6月以降は経費圧縮のため、掲示物は町会機器、回覧物は公民館機器の利用と致します。

160430第4回「太陽がいっぱい」      
 第4回は’60製作のフランス映画「太陽がいっぱい」です。女性人気の高いアラン・ドロンの出世作
 ですので、多くの参加者を期待したのですが、
ゴールデン・ウィーク中のせいか、衝撃的なラスト
 シーンが受け入れ難かったのか、
残念ながら7人でした。
 ◎終了後、過去4回の活動実績を踏まえて、現状の課題と解決策について世話役打合せを行い運営
  方法を一部変更した。概要は以下の通り。
 
 @開催日時
  ・開催日→変更なし(毎月最終土曜日開催)
  ・開始時間を9:30→13:30に変更。
  ・家事負担の多い女性が参加し易い時間とした。
  ・午前中に終了する為の制約(上映時間2:00)を解消した

  ・上映後の打合せ、懇談時間を確保出来るようにした。

 A参加費用
  
・会費、参加費は変更しない。事務経費削減策として公民館の印刷機を活用する。
 B上映タイトルの選択
  ・ジャンルの偏りを避けるため、世話役持ち回りでタイトルを決める。
  ・会員の希望を取り込む。
 Cその他(広報活動等)
  ・『シネマクラブ』が全町会員に周知されるまで、開催回覧を3ヶ月毎に全戸配布とする。
  ・会員向けの広報活動を定期的に行う。

160326第3回「スタンド・バイ・ミー」
第3回は比較的若い人向けに選んだ、
’86 製作の「スタンド・バイ・ミー」です。来てくれる人がどの程度居るかが心配でしたが、残念ながら10人でした。結構楽しめる、面白い作品でエンドロール に流れる『スタンド・バイ・ミー』のメロディーは特に印象的でした。女性向け、男性向け、比較的若向けと邦画を順にプログラムすることを考えていました が、認知度の高い作品を選ぶ必要があると感じました。

160227第2回「シェーン」
今回は西部劇の名作「シェーン」です。今回からクラブ活動としてのスタートです。会費、参加費を徴収し、有効期間が年末までの会員証を発行しました。会費の一部はは回覧、掲示物のコピー、ラミネートなどの事務経費と町会TV、PC利用に関わる負担金として「会館運営協力金」などの名目で支払予定です。

160131第1回「ローマの休日」
第1回女性向けを想定してタイトルは「ローマの休日」としました。参加者がどの程度集まるか心配でしたが、開始予定時間には期待していた20人が集まりました。殆んどの参加者か゜既に鑑賞済みのはずですが、エンドロールが流れ始めると図らずも皆さんから拍手喝采が起こりました。名画で有ることが第一ですが、皆さんはストーリーの確認をしながら、かっての若い頃の感動をよみがらせて楽しんでいる様子でした。70型TVのサイズは劇場のスクリーン並の迫力があり充分楽しめることが確信出来ました。上映後のミーティングで、次回以降は月1回、最終土曜日の開催とした。

160109「クラブ運営打合」
平成28年1月
「シネマクラブの立上」承認を受け、立上メンバー3名の役割分担と参加資格、映像DVDの確保、会費・参加費等、クラブ運営方法について打合した。初回タイトルを「ローマの休日」に決め、回覧用と掲示用ビラを作成した。

160104「クラブ立上承認」
「シネマクラブの立上」と「会館大型TVの利用について」会館運営委員会に審査を依頼しておりましたが、平成28年1月の
本部役員会で承認の報告を受けました。

上映予定作品紹介

240427第101回「フレンチ・コネクション (1:44) 1971年 アメリカ
国 際的麻薬密輸組織の撲滅のため、執念を燃やす刑事の活躍をスリル満点に描写。1972年第44回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演男優賞など5部門に輝 いた名作刑事アクション。フランスのマルセイユとアメリカのニューヨークを結ぶ、国際的な麻薬密輸ルート“フレンチ・コネクション”。そんな闇のルートを 断ち切るべく、“ポパイ”の異名を取るニューヨーク市警の敏腕刑事ドイルは、相棒ラソー刑事とともにルートの捜査に着手。いかにも実業家然としたフランス 人の紳士、シャルニエを組織の黒幕と考えたドイルたちは、執拗に彼の後を追うが、敵もさるものでなかなか尻尾をつかませず、両者のにらみ合いは続き……。 敏腕刑事“ポパイ”役に実力派男優G・ハックマンが扮し、みごとオスカーに輝くほど会心の演技を披露。とりわけ、彼が犯罪組織が放った殺し屋を追って鉄道 の高架線下で繰り広げるカーチェイスシーンは、アクション映画史上に残る迫力の名場面となった。
監督 : ウィリアム・フリードキン  音楽 : ドン・エリス
出演 : ジーン・ハックマン、フェルナンド・レイ、ロイ・シャイダー、トニー・ロー・ビアンコ

240525第102回「テルマエ・ロマエ (1:43) 2012年 日本
  「マ ンガ大賞2010」「第14回手塚治虫文化賞短編賞」を受賞したヤマザキマリの同名コミックを阿部寛主演で実写映画化。生真面目な性格で古き良きローマの 風呂文化を重んじる浴場設計師のルシウスは、ふとしたきっかけで現代日本にタイムスリップ。そこで出会った漫画家志望の真実ら「平たい顔族(=日本人)」 の洗練された風呂文化に衝撃を受ける。古代ローマに戻りそのアイデアを用いた斬新な浴場作りで話題となったルシウスは、時の皇帝ハドリアヌスからも絶大な 信頼を寄せられるようになるのだが……。映画オリジナルのヒロイン・真実を上戸彩が演じる。監督は「のだめカンタービレ」の武内英樹。興行収入59.8億 円で2012年第2位の大ヒットを記録。阿部寛が第36回日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞した。

監督 : 武内 英樹  音楽 : 住友 紀人
出演 : 阿部 寛、上戸 彩、北村 一輝、竹内 力、宍戸 開、笹野 高史

240629第103回「天使にラブ・ソングを…」 (1:40) 1992年 アメリカ
「ゴー スト ニューヨークの幻」のオスカー女優ウーピー・ゴールドバーグが主演を務め、殺人事件を目撃し修道院に匿われたクラブ歌手が巻き起こす騒動を描いた名 作コメディ。ネバダ州リノで働くクラブ歌手デロリスは、自身の愛人であるギャングのヴィンスが裏切り者を殺害する場面を目撃し、命を狙われる身となってし まう。警察に保護され、新米尼僧として修道院に身を隠すことになった彼女は、高圧的な態度の修道院長のもと、規律に縛られた生活に耐える日々を送る。そん なある日、聖歌隊のリーダーに任命されたデロリスは、歌手としての本領を発揮して冴えない聖歌隊を鍛え上げ、ロックやソウルを取り入れたパフォーマンスで 街中の注目を集めるようになるが……。 日本公開当時のキャッチコピーは「人生が錆びちゃう前に、やりたいことやらなきゃ。」「神様はいつだって、迷える 女性の味方です。」
監督 : エミール・アルドリーノ  音楽 : マーク・シャイマン
出演 : ウーピー・ゴールドバーグ、マギー・スミス、ハーヴェイ・カイテル




クラブ運営の概要
  
2016/05/06更新

 1.活動開始
   クラブ立上はH28年1月の会館運営委員会で承認され、H28/1/31第1回を開催した。
 2.活動方針
  1)内容
    町会員交流活動として全館設置の大型TVを使用し、映画等の映像ソフトを鑑賞する。
  2)入会資格
    町会員で有れば誰でも入会を認める。
  3)定期活動
    ・クラブが主催者となって当面は大人向けに月1回開催する。
    ・順次、子供向けのプログラムも検討する。
   (1)当面は映画鑑賞とする。
   (2)園芸、自然科学、文学、芸術等々の映像ソフトの鑑賞も検討する。
  4)映画会の開催方法
   (1)映画会はクラブ員が主催する。開催日毎にビジターの参加を認める。
   (2)現役組が参加しやすい土日休日の開催とする。月複数回実施時は平日開催も検討する。
     ◎当面の開催日時-----毎月最終土曜日13:30開始とする。
      (大型TVの利用が前提となるので、1Fが利用できる日時に限定される)
   (3)映像タイトルの選定方法
     各回の終了後に、別途整備する
「保有DVD一覧表」の中から上映タイトルを決定する。
      (3回分の予定を決めておく)
  5)その他の活動
     適宜、ワールドカップ、オリンピック等々のバブリックビューイングの開催も検討する。 
 3.活動に関わる経費
  1)会費
    月100円/加入月に12月までを年一括払い。会員証を発行いたします。
  2)映画会参加費
   (1)会員-----無料
   (2)ビジター(当日集金)  ・大人-----200円  ・子供-----無料  ・町会員以外-----300円
  3)会費、参加費の使用方法
   (1)DVD等、ソフトの購入費
   (2)事務費(回覧、掲示物の印刷経費等)、打合せ費用
      年間の会費、参加費合計の半分程度を想定。
 4.映像ソフトの手当
   ・当面はクラブ員の個人所有物を借用する。
    全タイトルを「保有DVD一覧表」とし、上映タイトル選択時の参考資料とする。
 5.開催の広報活動
   (1)開催ポスターを作成し、掲示板と会館内掲示コーナーに上映予定表(3回分)を掲示する。
   (2)町会ホームページに「シネマクラブ」ページを作成する。
 6.クラブの世話役
   (1)代表者
      杉山 元司
(2地区4−1A班)  茂木 武能(3地区6班)
   (2)会計
      小窪 利三郎(2地区2班)                                                       以上



ギャラリー
  
開催案内ポスター(☆無料画像を使用しています)
        





第101回R6/4/27
フレンチ・コネクション」
第102回R6/5/25
テルマエ・ロマエ」
第103回R6/6/29
天使にラブ・ソングを…」












第96回R5/11/25
「俺たちに明日はない
第97回R5/12/23
「ベスト・キッド
第98回R6/1/27
「菊次郎の夏
第99回R6/2/24
最強のふたり」
第100回R6/3/23
大統領の陰謀」










第91回R5/6/24
「雨に唄えば
第92回R5/7/29
「ライフ・イズ・ビューティフル
第93回R5/8/26
「私の頭の中の消しゴム
第94回R5/9/23
「おくりびと
第95回R5/10/28
「タクシードライバー










第86回R5/1/28
「市民ケーン
第87回R5/2/25
「牛泥棒
第88回R5/3/25
「友だちのうちはどこ?
第89回R5/4/29
「博士の愛した数式
第90回R5/5/27
「許されざる者










第81回R4/8/27
「ALWAYS 三丁目の夕日’64」
第82回R4/9/24
オリエント急行殺人事件
第83回R4/10/29
ショーシャンクの空に
第84回R4/11/26
「地球の静止する日
第85回R4/12/24
「居酒屋兆治





ポスターなし


ポスターなし
第76回R4/3/26
中止
第77回R4/4/30
「ALWAYS三丁目の夕日」
第78回R4/5/28
「めまい」
第79回R4/6/25
夕陽のガンマン」中止
第80回R4/7/30
「オリエント急行殺人事件」中止









ポスターなし
第71回R3/10/30
「グラン・トリノ」
第72回R3/11/27
「モダン・タイムス」
第73回R3/12/25
「ウエスト・サイド
物語」
第74回R4/1/29
「ALWAYS三丁目の夕日」中止
第75回R4/2/26
中止









ポスターなし
第66回R3/5/29
「ロッキー」
第67回R3/6/26
「用心棒」
第68回R3/7/31
「パラサイト
半地下の家族」
第69回R3/8/28
「グラン・トリノ」中止
第70回R3/9/25
中止







ポスターなし ポスターなし
第61回R2/12/26
「楢山節考」中止
第62回R3/1/30
「道」
中止
第63回R3/2/27
中止
第64回R3/3/27
中止
第65回R3/4/24
「道」










第56回R2/7/25
「街の灯」
第57回R2/8/29
「男はつらいよ 
浪花の恋の寅次郎」
第58回R2/9/26
「明日に向かって撃て」
第59回R2/10/31
「理由なき反抗」
第60回R2/11/28
「男と女」







ポスターなし
ポスターなし ポスターなし
第51回R2/2/29
「街の灯」
流会
第52回R2/3/28
「男はつらいよ 
浪花の恋の寅次郎」

流会
第53回R2/4/25
中止
第54回R2/5/30
中止
第55回R2/6/27
中止










第46回R1/9/28
「激突!」
第47回R1/10/26
「荒野の用心棒」
第48回R1/11/30
「幸せの黄色い
ハンカチ」
第49回R1/12/28
「卒業」
第50回R2/1/25
「北北西に
進路を取れ」










第41回H31/4/27
「地下室のメロディー」
第42回R1/5/25
「荒野の決闘」
第43回R1/6/29
「蒲田行進曲」
第44回R1/7/27
「麗しのサブリナ」
第45回R1/8/25
「十二人の怒れる男」










第36回H30/12/29
「青い山脈」
第38回臨時開催H31/1/17
「続青い山脈」
第37回H31/1/26
「ダイヤルMを廻せ」
第39回H31/2/23
「男はつらいよ 柴又旅情」
第40回H31/3/23
「アメリカン・
グラフティ」










第31回H30/7/28
「雨月物語」
第32回H30/8/26
「第三の男」
第33回H30/9/29
「真昼の決闘
(ハイヌーン)」
第34回H30/10/27
「波止場」
第35回H30/11/24
「七年目の浮気」










第26回H30/2/24
「お熱いのがお好き」
第27回H30/3/31
「死刑台の
エレベーター」
第28回H30/4/28
「知りすぎていた男」
第29回H30/5/26
「フィールド・オブ
・ドリームス」
第30回H30/6/30
「禁じられた遊び」










第21回H29/9/23
「ひまわり」
第22回H29/10/28
「荒野の七人」
第23回H29/11/25
「カサブランカ」
第24回H29/12/23
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
第25回H30/1/27
「羅生門」










16回H29/4/29
「狼の挽歌」
第17回H29/5/27
「裏窓」
第18回H29/6/24
「天国と地獄」
第19回H29/7/29
「鉄道員」
第20回H29/8/27
「陽のあたる場所」










第11回H28/11/26
「生きる」
第12回H28/12/24
「駅馬車」
第13回H29/1/28
「もののけ姫」
第14回H29/2/25
「ニュー・シネマ
・パラダイス」
第15回H29/3/25
「リオ・ブラボー」










第6回H28/6/25
「グレンミラー物語」

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第7回H28/7/30
「ゴッドファーザー」

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第8回H28/8/27
「老人と海」

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第9回H28/9/24
「ティファニーで朝食を
第10回H28/10/29
「エデンの東」










第1回H28/1/31
「ローマの休日」

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第2回H28/2/27
「シェーン」

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第3回H28/3/26
「スタンド・バイ・ミー」

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第4回H28/4/30
「太陽がいっぱい」

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第5回H28/5/28
「無法松の一生」

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